こんにちは!
本日は、CAの、素敵な職業病についてお話ししていきたいと思います。
以前こちらの記事→CAのリアルな職業病とは。【前編】【CAあるある】
で、CAのリアルな職業病についてお話しし、
CAという職業に就いたが故に抱えてしまう、哀しい面を理解して頂けたかと思います。
今回はその、ポジティブバージョンです。
CAになったから、こういう人間になれた!、こういうところに詳しくなった!などという
ありがたい面について、お伝えしていきます。
ではまいりましょう!
CAの素敵な職業病とは
困っている人の手伝いをしたくてうずうずする
CAの大事な仕事の一つに、「お客様のお手伝いをする」というものがあります。
機内で言うと、到着時飛行機の出口まで妊婦さんのお手荷物を持って差し上げたり、ご年配のお客様のスーツケースを上の棚から下ろしたり。小さな事でも率先してお手伝いをします。
また、その困っている方を見つけ、すぐに手助けするCAは、お客様にとっても、先輩方にとっても、「あの子やるね〜」って思ってもらえる。
そんなことを毎日やっているうちに、ふとフライト帰り電車などで困っている方を見かけると、考えるより先に体が動いてしまうんですね。
赤の他人なのでお節介になってしまっても逆に迷惑になるので、一応制御はしますが、CAはそんな場面に出くわすと、どうしてもうずうずしてしまいます。
食事に小さな髪の毛やゴミが入っていても気にしない
実際これは人によりますが、ミモはCAになってから、顕著にこういう性格になりました。
なぜって、あってはならないことですが、機内で出す食事にも、時々こういうことがあるんですね。
大きい声で言えませんが、海外発の便は、その国の工場に委託しており、若干色々とルーズで、日本発より格段に、こういった事が起こってしまいます。
そういう事があると、お客様への謝罪から、提出する書類やらなんやらでかなり大変で。何で出す前に気づけなかったの、と責められることも…
そういう飲食業の大変さをわかっているからこそ、
「このくらいなら言わないでおいてあげよう…」
と、気にせず食事を続けますし、
逆に敏感に気づき店員に文句を言いたがるような男性は、もしかしたらCAには好かれない可能性もあります。
店員に優しくせずにはいられない
CAが仕事のやりがいを感じる時というのは、なんと言ってもお客様に直接、「ありがとう」と感謝を言って頂ける時なんですね。
そういったお言葉に日々感謝しているからこそ、自分もそういう人間になりたいと思い、
特に同じ接客業をされている店員さんに対して、優しくせずにはいられません。
実際にCAの友人とどこかに食事に行くという時、皆とても感じ良く店員さんと話しますし、
またお店を出る時には必ず「ごちそうさまでした」と言います。
素敵な習慣ですよね。
どこでも寝れる
CAは、月の半分はホテルで生活していると言っても過言ではないくらい、毎日いろんなところで寝ています。
また、以前こちらの記事→CAの秘密の休憩室についてこっそりお教えします。【お客様は絶対に入れない?】
で、CAがフライト中仮眠を取る「クルーバンク」というスペースについて画像とともに解説しましたが、
CA達は、狭く閉塞感のあるベッドで、お化粧をしたまま、そして制服を着たまま、2時間ほど集中して睡眠を取ります。
そんな生活をしているうちに、疲れもありますが、
自宅以外でもリラックススイッチをすぐにオンにする能力が身につき、眠ることができるようになります。
パッキングが鬼早い
以前こちらの記事→ANAとJALのCA 一ヶ月のスケジュールを徹底比較。【現役CAの実際のスケジュール公開】
で、ANAとJALのCAの1か月のスケジュールについてお話ししました。
見て頂くとわかりますが、両社ともに、1か月に大体8個の「パターン」があるかなと思います。(フライト、と言うと一つ一つの羽田→新千歳を指しますが、パターンと言うと、ステイを含めた1泊2日ないしは2泊3日をまるっと指します)
そのたびにパッキングをするので、
泊まりがある時は何が必要で、これをこれに詰めて、などすべきことが次から次へと思い浮かぶので、荷造りがまあ早い。
友人と旅行に行った時など、自分だけパッキングが早いので、時間を持て余してしまうこともあります。
一定の人にモテる
ミモの研究結果によると、CAは、普段飛行機にあまり乗らない職業の方、もしくは飛行機や旅が好きな方にモテる傾向があります。
たとえば、お医者さんとか、公務員の方とかですかね。
何十年も前の、CAの希少価値がものすごく高かった時期とは現在を比べるとそこまでCAだからといってモテる、ということはありませんが、
やはり、日頃厳しく指導されている点は、対人関係におけるメリットに直結します。
綺麗な身だしなみ→そこまででなくても美人に見える
お客様の前での身のこなし→育ちが良さそうに見える
お客様への正しい言葉遣い→ある程度頭が良さそうに見える
保安要員としての役割→しっかりとしていそうに見える
お客様への笑顔→自分だけに向けられた笑顔だと思われる
こんな感じですね。
実際はそんなことないCAもいますが、そう見えるのです。
保湿系のコスメの知識は大体頭に入っている
過酷な状況で日夜仕事をしているCA達は、身を守るために、保湿には命をかけています。
以前こちらの記事→CAが過酷と言われる所以。【体力に自信はありますか?】
で、CAの過酷な仕事環境についてお話ししましたが、ここにもあるように、機内の湿度はとんでもない…
肌や髪が乾燥するとどうなるか、その恐ろしさを身をもって知っているのです。
なので、最新の、肌に負担がなく保湿力の高いコスメから、定番のものまで、CA同士の口コミやら実体験やらで集めた知識量はそれはそれは多く、
年をとってもCAに綺麗な人が多いのは、必死に乾燥に対抗しているうちに、美に磨きがかかっているからかもしれません。
グルメになる
CAにはグルメが多い、とよく言われますが、まさにその通りかなーと思います。
国内でもいろいろな土地にフライトで行きますし、
海外なんてもっと、食べたことない魅力的なお食事ってたくさんあって、スーパーに行くだけでも知識が増えていきます。
あとはANAでもJALでも、機内食を有名なシェフとコラボしていることが多く、勉強しているうちに良いお店を知っていったり。
また、フライト中、CAは担当クラスのお食事を一応“勉強のために“いただけるんですね。時には高級食材を口にすることもできたりして、舌が肥えてくる。
あと大きい理由としては、機内食ばかり食べているとどうしても塩分が多かったり、新鮮な野菜などは摂れませんので、
生命の維持のために、良質な栄養を求めているからグルメになるのでは、とミモは考えますね。
なので特に国際線の機内では、「ホテルの近くの〜っていうレストランが有名で、郷土料理が安く食べれるよ」とか、「人気のお土産は〜らしい」とか情報はいち早く回り、
ながーいフライトを終えた後でゾンビのようになってしまっていても、CA達は死ぬ気で美味しいごはんを求め、人気レストランに足を運ぶこともあります。
だからこそ、フランスでは〜を食べるべし!とか、ベトナムでは〜っていうフォーのお店に行くべし!など、就航地に関するグルメ情報にはとても詳しいです。
さいごに
本日は、CAの素敵な職業病についてお話ししました。
CAになって、良い方向に、自分変わったなー、と思うことはけっこうあって、
頑張ればもっと面接的に綺麗事っぽく書けたのですが、
今回は思いつくまま書いてみました。
でもちょっと思いつくまますぎたので、今度綺麗事バージョンも書いてみようと思いますのでお待ちください。
今回書いたことだけでも、私にとってはとても大きい内面の変化でした。CAになって、大人になれた気がします。
諸先輩方、ほんとうにありがとうございます。
なので自分を変えたい方は是非!
たいへんはたいへんですが、素敵な職業だと思いますよ。
以上です!
またお会いできますように。