こんにちは!
本日は、CAの世界にはびこる、“こわいお局“の特徴6つをご紹介していきたいと思います。
ANA(JAL)に5年間勤めたミモが、
実際に遭遇したこわいお局CAの数は、何人くらいでしょうかね、ちょっとくらいのやばさは除くとして
ざっと30人はいるかな、と思います。
そしてその30人を思い返すと、6つのカテゴリーに分けられると考えましたので、
ミモ自身のエピソードを含め、ご紹介します。
※嫌な思いをされる方もいらっしゃるかもしれません。
感受性豊かな方は読まないでください。
おもに新人CAさんが共感できる内容となっています。
ではまいりましょう!
CAの、こわいお局の特徴6つ
マニュアル大好きCA
マニュアルって、わりとほとんどの職業にあると思います。(とくに接客を伴う立ち回り系のお仕事でしょうか)
とても大事なものですし、
理解して噛み砕き自分のものにすることも仕事の一つだとは思いますが、
時に縛られすぎても、お客様にとっても、一緒に働くCAにとっても良いとは言えず大きな負担になる場合もあると考えます。
たとえばクックパッドを見ながらペペロンチーノを作るという時、
①ニンニクをオリーブオイルで炒める→②パスタを茹でる→③ベーコンを炒めると定められている手順を、
時短のためにも、②→①+③にする人は多いかと思います。
そういうことを受け入れられない、生粋の、型にハマりきったマニュアル命のCAはよくおり…
大事なことなんです!
大事なことなんですけど、
最大の目的が「マニュアルを守ること」になっており、
目の前のお客様や、仲間のことを第一に想えておらず…
ANAの飛行前ブリーフィングでは、マニュアルに則った知識確認が新人になされることは有名ですよね。
そんなマニュアル大好きCAが、フライトをご一緒する中でぶっちゃけ言って苦痛だった、こわいお局としてミモの記憶によーく残っています。
パニック系CA
ほんとうによくいました、パニック系CA。
焦っちゃうんですね、何かハプニングが起きたり、時間が限られていると。
人間の正常な反応だとは思いますが、いっぱしの大人なんだから頑張ってよ、という…
CAは、こちらの記事→国内線CAの、1日の仕事を詳しく解説します。【自宅出発〜お客様搭乗開始まで】
でもお話ししていますが、フライト中、とくに国内線では常に時間に追われています。
気分で言うと、時限爆弾抱えてる感じですね。
なので、こういったCAはすぐにパニック状態になる。さらにトラブルなんか起きるとさらにパニックは大きくなり…
なので、普段は優しい方でも、態度がガラッと変わり、怒り散らす場面も…
ミモもかつて、パニック系CAが上司でフライトをしている時、大きなクレームが発生してしまい。(あるCAの手が滑りジュースをお客様にかけてしまった)
持ち場は遠く、それまで絡みは無かったにも関わらず、
突如現れたパニック系CAに「あんたはなんでそんなに効率悪い動きしかできないの!」と怒鳴られた経験があります。
緊急事態が起きた場合、だれよりも冷静になり、お客様を誘導する役目がCAにはありますので、
まあCAでなくても、こうはならないよう、気をつけたいところです。
すぐキレるCA
パニック系CAとつながるところもありますが、
どこの世界にもいますよね、すぐキレる人。
ミモは現役時代、悪いことにこういったCAの前でミス(小さな!)をしてしまい、
サービス中(サービス中ですよ!)顎でギャレーに来るよう指示され、ギャレーで5分程こてんぱんにキレられた経験があります。
ミスをした私が悪いですが、地獄でしたね、些細なことすぎて、怒られている理由もハテナでしたし…
あのあとサービス中、なかなか笑顔がでませんでした。
体育館裏に呼び出すヤンキーの手法です。
キレるCAは皆に対してそうなので、その名は広く轟いており、
こわいCAの中でも有名な方が多く、外国人クルーの間でも恐れられている人もいました。
そんな方とフライト!となった場合は、こちらの記事→CAのブラックリストは存在するのか。【ぶっちゃけ】
にも書きましたがブラックリストと照らし合わせ、
フライトを“切る“ことも自身のメンタルを守る大事な手段だと考えます。
地雷搭載型CA
キレるCAよりなかなか目立つことのないこちらの地雷搭載型CAですが、地雷さえ踏まなければ何の問題もなく時は過ぎるのですが、
踏んでしまうとまあおそろしい。
地雷と言っていますが、それはたとえば、
「身だしなみ、とくに爪に異様に厳しい」とか、「接客時の言葉遣いに厳しい」とか、「安全のマニュアルに厳しい」など、
CAという仕事のある一部にこだわりを強く持ってらっしゃり、
それに反する行動をすると、怒りのスイッチが入ってしまうようなCAのことを指します。
ただし地雷搭載型CAに関すると、
年次が上がっていくとだんだん、
第一印象〜ブリーフィングでの言動〜フライトが始まって少しすると、どこに地雷を持っていていかに自分が寄せ踏まないように気をつけなければいけないか
よーくわかるようになってくるんですね。
なので個人的にはわりとご一緒しやすいタイプのCAでした。
村八分大好きCA
上述したCAたちの性質に合わせて、
またあるいはそうでなくとも、村八分が趣味となっているCAは一部存在します。
自分をキレさせた相手に対して、そして自分の思う通りに動かない相手に対して、
それとなく仲間外れな雰囲気を醸し出します。
学生時代もいませんでしたか?敵を作ることが好きな女子。そんな感じの方が、CAの世界にはいるんですね。
こういったじっとりした雰囲気は、個人的な予想ですが、ANAよりもJALにあるかもしれません。
説明するのが難しいのですが、
風の噂ですがJALはグループ(部署のようなもの、8人前後、職位はさまざま)が横並びで5つ連結しており、
その中で混ざり合い、頻繁にフライトをするんですね。
先輩CA達が若手CA達の評価をするためにも、
その中での話はすぐまわります、悪い話のほうがまわります。なので、「あなたのグループの〜さんはこの前フライトでこんなミスをしたわよ」とかでしょうか。
もちろん良い話も回りますが、
直接的にきつい体育会系のANAの大変さの話は有名ですが、
JALは一方で、こういったじめっとした大変さがあると個人的に考えます。
こだわり強すぎCA
地雷搭載型CAに少し似ていますが、
地雷搭載型CAは自らの地雷に気付いていないのに対し、
こだわり強すぎCAは、わかった上で、しっかりと周りのCAに強要してきます。
国内線にしても、国際線にしても、サービスに関しても安全に関しても、
基本体系は決まっているものの、
細かい部分はその日の客層、路線、CAの能力、天候を鑑みて現場のCAにより決定されます。
例を挙げると、
「今日は寒いので、温かいお飲み物がよく出ると思われます。ですのでその準備を地上で行なっておきましょう」とか、
「今日のフライトは乗り慣れていないお客様が多いので、着陸前の案内は気持ち早めに行いましょう」
などなど。
挙げるとキリがありませんが、時にこういった取り決めがあまりに細かいCAがいるのですね。
新人の頃はその取ってつけたような決まりごとの多さにブリーフィング中はメモに追われ、
またそれらをミスなく遂行することに精神は費やされ…
とても素晴らしく、尊敬できる方に多かったこだわり強すぎCAですが、フライトの、なかなかの負担にもなっていました。
フォローを入れます
こんな感じでCAの世界にはびこる、こわい人についてカテゴリー分けし、さんざん愚痴含め説明してまいりましたが、
でも実際、
CAはANAもJALも、国際線デビューをすると、月にだいたい50人ほどのCAと共にフライトをすることになります。
その中の、ほんとーに一部にこういったこわいCAがいただけであって、
それ以外の8割以上の方々はほんとうに尊敬できる、優しく、面白く、人生を謳歌されているCAばかりでした。
(遭遇の運にもよりますね)
なので決して、上述したCAばかりが存在するわけではありません。
かつ、働きかた改革や、パワハラが社会問題となっている昨今、こういったお局CA達は減少傾向にあります。
訓練も、2、3年前からだいぶゆるーくなりました。
なのでCAに合格後は、やばい人がいたところで、絶滅危惧種に遭遇した気分でお仕事をお楽しみになってはいかがでしょうか。
さいごに
本日は、CAの、こわいお局の特徴6つ、についてお話ししていきました。
うーん、なつかしいですね。
ちょっとこれからCAになりたい、と考えてらっしゃる方にはネガティヴな、あまりよくない記事となってしまいましたが、
これがCAのリアルです。
冒頭で述べましたが、
ミモは約5年のうちに、30人ほどこういった6つのタイプのこわいお局CAとフライトを共にしましたので、
1年に6人、2ヶ月に1人の割合で、遭遇しておりました。
その当時は四苦八苦しており、
仕事を辞めたらせいせいするかなーと思ったのですが、
意外や意外。
こういったお局と戦う毎日はそれは刺激的で、もはやたのしかったなー、という…
たいへんな想いを仕事ですることで、
日常生活のふとしたことが幸せに感じるのです。
不思議ですね。
以上です!
ボリスさんよかった。
またお会いできますように。