こんにちは!
本日は、CAはステイ先でどのくらい遊べるのか、についてお話ししていきたいと思います。
以前これらの記事→ANAとJALのCAは、ステイ先でどのくらい遊べるのか。【国際線の短距離路線のばあい】
ANAとJALのCAは、ステイ先でどのくらい遊べるのか。【国際線の中距離路線のばあい】
で、短距離路線そして中距離路線のフライトではどのくらいフリータイムがあるか、についてお伝えしました。
国際線のフライトは、大きく分けて短距離、中距離、長距離の3種類あるとお話ししましたが、
今回は、その中の“長距離フライト“のフリータイムについてお話しします。
響き的に1番遊べる気がしますが、
実際はどうなんですかね。
ではまいりましょう!
ANAとJALのCAは、ステイ先でどのくらい遊べるのか。
まず長距離路線について
こちらの記事→ANAとJALのCA 海外の就航地を徹底比較。【働く上でどちらが魅力的か?】
をご覧いただくとわかりますが、
ANAもJALも、長距離路線はおもに、
アメリカ(サンフランシスコ、ニューヨークなど)やヨーロッパ(フランス、ロシア、イギリスなど)、ANAに関しては+メキシコシティへのフライトを指します。
フライトタイムは10〜14時間ほどで、基本的にスケジュールは1泊3日、あるいは2泊4日になります。
ここで「ん?」となった方。
そうです。
長距離路線の中には、アメリカやヨーロッパなのにもかかわらず、中距離路線と同じ、1泊3日のスケジュールで飛ぶ路線が存在するのです。
スケジュールが1泊3日の場合のCAの流れ(例 羽田⇆サンフランシスコ、フライトタイムは行きが9時間半、帰りが11時間半)
3/16 17:00 羽田空港に集合
19:30 羽田を離陸
3/17 5:00(現地時間13:00) サンフランシスコに着陸
6:00(現地時間14:00) ホテル着
〜フリータイム〜
3/18 5:00(現地時間13:00) ロビー集合
7:30(現地時間15:30) サンフランシスコを離陸
18:00 羽田に着陸
こんな感じです。
前回の記事のコピペのようになってしまっていますが、下線を引かせていただいています、
「ホテル着→ロビー集合までの時間」がCA達のフリータイムですので、この場合、23時間ということになります。
うーん、今思い返しても恐ろしい。
こんなに遠いのに、フライトタイムが6〜8時間の、ホノルルのスケジュールとほとんど変わらないことがおわかりになるでしょうか。
ホノルルの場合、3〜5時仮眠をとって散策するCAが多いとお伝えしましたが、
サンフランシスコの場合、サービスの内容も濃く、(行き帰りのフライトタイムの差を見ていただければわかりますが)帰りの便に備え休まないと痛い目をみますので
部屋にこもるCAが多かった記憶です。
近場のスーパーに行って食料を買い込み、爆睡、ときどきNetflix、そんな感じですね。
頑張れば5時間ほどは活動できるかな、といったところなので、海際で日向ぼっこをしている大量のアシカを観察したり、有名なクラムチャウダーを夕ご飯がわりに食べ、ゴールデンゲートブリッジを眺める、
このくらいはできるかなーという感じです。
思い出としては”きつかった”けれど、サンフランシスコ、雰囲気最高です、住みたい。是非お時間あればぐぐってみてください。
スケジュールが2泊4日の場合のCAの流れ(例 羽田⇆ロンドン、フライトタイムは行きが12時間30分、帰りが12時間)
3/16 9:00 羽田空港に集合
11:30 羽田を離陸
3/17 0:00(現地時間 15:00) イギリスに着陸
1:30(現地時間 16:30) ホテル着
3/18 〜フリータイム〜
3/19 2:00(現地時間17:00) ロビー集合
4:00(現地時間19:00) イギリスを離陸
16:00 羽田に着陸
こんな感じです。
これまた上述したサンフランシスコとまったく違うスケジュールであることがおわかりいただけるでしょうか。
同じ“長距離路線“なのに、です。
嬉しいことに、3/18は丸一日休みであり、前後の時間を合わせ、フリータイムは単純計算でおよそ48時間。
睡眠時間、お風呂時間などザッと抜くと、25〜30時間ほど、自由に観光をしたり、食事に出かける時間があります。
だいたいのCAはイギリスに着いた日の3/17はすぐ睡眠をとり、3/18の早い時間から市内に繰り出し、
ミュージカルを見たり、大英博物館に行ったり、Harrodsでお買い物をしたり。
時差もあるので眠くなったところで早めに帰宅、帰りのフライトに備える、という感じでしょうか。
ただやはり、フライトタイムが長い分、サービスの内容も濃く、運悪くこわい先輩がいたら、メンタルは削られ…
こんなにフリータイムがあっても、ミモは気持ちや、体調が万全ではない時は、一歩も外に出ない時もありましたよ。
2泊4日のスケジュールなら、仕事に慣れてきたら相当遊べます
ANAもJALも、ホテルの場所はかなり改善されてきており、
2泊4日のスケジュールである、
イギリスであればロンドン、ニューヨークならマンハッタン、パリならオペラ地区、マレ地区などの中心地へのアクセスは40分以内と、かなり便は良いと考えてよろしいかと思います。
頑張れば遠出もできます。
ロンドンから特急電車を利用すれば、ハリーポッターのロケ地となったオクスフォード大学に片道1時間で行けますし、
ニューヨークのブロードウェイでミュージカルを2つ観ることも可能です。(やったことあるけど時差ぼけで半分寝ました)
1泊3日のスケジュールは、主に、アメリカでいうと西海岸(サンフランシスコ、サンノゼ、シアトルなど)、カナダ、ヨーロッパ方面でいうと、ANA→トルコ、JAL→ヘルシンキなどにあたりますが、
これらに関するとあんまり楽しめないかなー、という印象。
長距離路線は、場所によってフリータイムの差が激しいんですね。
ちなみになぜスケジュールが異なるかというと、単に“フライトタイムの差“です。「このくらいのフライトタイムならフリータイムはこれくらいで耐えられるでしょ!」という基準ですべて定められています。
さいごに
本日は、ANAとJALのCAは、ステイ先でどのくらい遊べるのか、について
国際線の長距離路線を例にあげお話ししました。
短距離路線については、「あまり満喫できない」、
中距離路線は、「近場なら、十分満喫できる」とさせていただきましたが、
長距離路線に関しましては、「仕事に慣れてきたら相当遊べる」と結論づけさせていただきます。
CA達は、だいたい月に2〜3回、長距離路線が組み込まれ、
人によっては、とくに上の年次の方々にとっては責任が重く、やることも多いので苦手、というCAもおりましたが、
遊ぶことしか頭にないミモはとても楽しみにしていましたね。
フライトはまあ時間が長い分たいへんなことは多かったけれど、
(総合的には)ほんとうに有り難い経験だったな、と。
以上です!
またお会いできますように。