こんにちは!
始めたばかりというのにさっそく更新が空いてしまいました…。頑張らねば。
今回はANAとJALの違い、そしてそこからわかる、求める人材像についてお話ししていこうと思います。
両社の成り立ちと経営計画をしっかり理解することで、求める人材像というものがわかります。
私は就職活動時、この人材像に沿っていわば“役作り“をして臨みました。
ANAとJALにダブル合格し、新卒採用の現場も経験したミモがお話しします。
※企業研究がお済みの方で、もう知ってるよ!って方は飛ばしてください。次回の記事で、働いてみないとわからない、両者の細かい違いや給料についてご説明しますので少しお待ち下さい。
ANAとJALの歴史の違い
ざっくりとまとめるとこうです。
ANA→民間企業からNO1へ。最初はヘリコプター2機のみを運航する会社だった。現在7年連続でSKYTRAX社の5スターエアラインに認定。
JAL→国抱えのフラッグキャリアとして誕生。早々に国際線を飛ばすが2011年に経営破綻。スピード復活を図り、現在高収益企業として成長中。
ANAとJALの中期経営計画/行動指針の違い
ANA
まず2018-2022年度ANAグループ中期経営計画ですが、ざっくりとCAという職種に関係のある部分だけピックアップすると、「国際線とLCCに力を入れる」でした。
次にグループ行動指針を公式HPより抜粋しました。
私たちは「あんしん、あったか、あかるく元気!」に、次のように行動します。
安全…安全こそ経営の基盤、守り続けます。
お客様視点…常にお客様の視点に立って、最高の価値を生み出します。
社会への責任…誠実かつ公正に、より良い社会に貢献します。
チームスピリット…多様性を活かし、真摯に議論し一致して行動します。
努力と挑戦…グローバルな視野を持って、ひたむきに努力し枠を超えて挑戦します。
JAL
2017〜2020年度JALグループ中期経営計画ローリングプラン2019では、「フルサービスキャリアを磨き上げる」と大きく記載があります。
行動指針ですが、公式HPより、JALフィロソフィー第1〜2部と、特徴的な文章を抜粋しました。
〈すばらしい人生を送るために〉
成功方程式
正しい考え方をもつ…常に謙虚に素直な心で
熱意をもって地味な努力を続ける…地味な努力を積み重ねる
能力は必ず進歩する
〈すばらしいJALとなるために〉
一人ひとりがJAL…感謝の気持ちをもつ
採算意識を高める
心をひとつにする
燃える集団になる…強い持続した願望をもつ
常に創造する
全然違いますよね。ここから両社が求める人材像がわかります。
それぞれの会社が求める人材像は…
ズバリこうです。
・ANA→温かいサービスを提供できる。熱意がある。明るく元気である。ひたむきに努力をしてきた、またする姿勢がある。根気がある。挑戦する勇気がある。
・JAL→高品質なサービスを提供できる。常に謙虚である。素直な心を持っている。地味な努力を厭わない。常に感謝の気持ちを持っている。
歴史関係ありました?とお思いの方いらっしゃると思いますが、
ANAは1からひたむきに積み上げてきた→社員には努力と根気が必須
JALは経営破綻で多くの人に迷惑をかけてしまった→そんな中で成長させていただいた→謙虚な姿勢が必須
という図式になるので、理解しておく必要があるのです。
まとめ
本日は、ANAとJALの違い、そしてそこからわかる、求める人材像についてお話ししました。
ANAもJALも、CAとしての職務内容は一緒なので、
保安要員/サービス要員として求められる適性は同じでも、会社の欲する人材像は全く異なると考えて良いと思います。
「ANAじゃないとだめなんです!」「JALじゃないとだめなんです!」と熱意を面接官に伝えるためにも、
違いを分かった上での強みと弱みは把握しないといけません。
回答によっては、CAになれればいいんじゃんこの子…と思われてしまったら、不合格になってしまう可能性もあります!
今回お伝えしたことはWikipediaでも調べることができますし、各々の企業説明会でも説明されることかと思いますが、聞き流すのではなく
理解して→人材像を把握して→自分の強みや志望動機などに組み込む(やんわりと)ことで、この子私達の会社にぴったりね!と思ってもらえるのです。
企業研究からの、自己分析からの、ミックスですね。
ただただ自己分析してわかった結果の長所をアピールするだけが面接ではありません。
「寄せていく」ことが大事です!恋愛もそうですよね、好きな相手がよく笑う子が好きだったらよく笑うように心がけますよね
女優になるんですよ。
以上です!
またお会いできますように。