こんにちは!
前回の記事→ANAとJALの違いと、求める人材像。【結構違います】
では、それぞれの歴史、経営計画と行動指針をもとに、ANAとJALがいったいどういった人材像を求めているかを解説しました。
ではこれらを理解した上で、具体的にどう面接官に伝えたら良いのでしょうか。
ANAとJALにダブル合格し、新卒採用の現場も経験したミモがお話しします。
前回のまとめ、求める人材像
ANAとJALが求める人材像は、以下のように考えられると前回の記事でお話ししました。
・ANA→温かいサービスを提供できる。熱意がある。明るく元気である。ひたむきに努力をしてきた、またする姿勢がある。根気がある。挑戦する勇気がある。
・JAL→高品質なサービスを提供できる。常に謙虚である。地味な努力を厭わない。常に感謝の気持ちを持っている。
近年ANAもJALも、「動物園採用」「多様な人材」と採用に関して個性を重視していると言っていますが、採用したいCAに求める根本的な性格や考え方は上の通りです。
上記の資質を持った上で、個性を求めているんです!
多くを求めますね〜
どう伝えるか。ESの具体例をもとに解説します。
ANA向き、JAL向きの自己PR文を作りました。
久しぶりにES的な文章を書いたので、見苦しい点あるかと思いますがご了承ください…
ニュアンスだけでもお伝えできればと思います!
バレーボール大好き少女を例にします。
ANA→私は根性と体力は誰にも負けない、何でも跳ね返すレシーバーです。バレーボールを中高大と9年間と続け、チームでは、毎日皆の力の源となれるよう、誰よりも早く体育館に行って、率先して、ネットを張ったりと下準備を担当していました。御社のCAとして、私の根性と体力を生かし、お客様と仲間の笑顔を引き出す源となりたいです。
JAL→私は何度倒れても立ち上がる、縁の下のレシーバーです。バレーボールを中高大と9年間続け、チームでは、誰よりも早く体育館へ行って、ボールの空気のチェックを行なっていました。小さな事ですが、皆の為に、と毎日の日課にしておりました。
御社のCAとして、小さな事にも気を配る姿勢を常に持ち、努力を続け貢献したいです。
次はスタバ大好き少女です。
ANA→私は皆を笑顔にする台風のような存在です。スターバックスカフェで4年間アルバイトとして働きました。自分だけ笑顔を意識するだけでなく、他の仲間は楽しく仕事ができているか、常に周りを巻き込めるような存在であるよう意識していました。その結果、半年に一度はお褒めの言葉を頂戴する結果となりました。
JAL→私はカフェの笑顔お届け人です。スターバックスカフェで4年間アルバイトとして働きました。毎日欠かさず行なっていたのが、飲み物を渡す際にお客様一人一人に違った感謝の一言を添える、という習慣です。その結果、顔を覚えていただけることが多くなり、褒めていただけることも増えました。
こんな感じです。
いかがでしたでしょうか。
このような感じで、同じ経験でも、アピールする部分をそれぞれの会社求める人材像に「寄せて」言うことが大事です。
ANAでは「率先、根性、体力、台風、巻き込む」を、JALでは「何度倒れても起き上がる、縁の下、小さな事にも気を配る、感謝」をやんわりこっそり盛り込んで文章を考えました。
あくまでも、やんわりこっそり、がポイントです。
むりに寄せれないよ〜という方は無理せず、次の面接での伝え方を意識しましょう。
面接での具体例
まず喋り方や相槌の仕方など、雰囲気を意識
ANA→明るく、積極的に、情熱をもって。
JAL→明るく、でも謙虚に、素直に。
最後に一言ありますか?の返しにて
「最後に一言ありますか?」という質問に対する返答を、なんて答えたらいいか迷う受験生の方は多いと思います。
選考の段階にもよりますが、
はじめのうちは、面接官は受験生の第一印象や話し方の雰囲気に着目していることが多く、ドアから入ってきて着席し、一言目を喋り出したところと、最後の一言と笑顔でかなり他の受験生と差をつけることができます。
簡潔にするのがポイントですが、私が受験生の頃は以下のようにANAとJALで言葉を変え、感謝の気持ちを面接官に伝えていました。
ANA→本日はどうもありがとうございました。とても楽しい時間を過ごさせていただきました。面接を終えるまでにお会いした御社の社員の方々の笑顔が素敵で、明日からも頑張ろうと思えました。本当に、どうもありがとうございました!→元気で明るい印象。
JAL→本日は貴重なお時間をいただきましてどうもありがとうございました。自分の回答が申し訳ないと思ってしまうくらい、他の受験生が素敵でとても学ぶことが多くありました。本当にありがとうございました。→謙虚で素直な印象。
こんな感じで雰囲気アピールし、「あれ、この子みたいな人後輩や先輩にいたかも」と面接官になんとなく思わせます。
まとめ
本記事では、前回の内容をもとに、ESや面接での、ANAとJAL両社の「求める人材像」への寄せ方の具体例をお話ししました。
あくまでもミモ個人の意見にはなりますが、新卒採用のお手伝いをしている中で見えてきたものだったり、実際にミモ自身がANAとJAL両社の合格を頂いてわかったことなどを存分に盛り込みました。
こっそり、やんわり、なんとなく、でもしっかりと各所にエッセンスを埋め込み、アピールするのです。
こうした少しの工夫のほかにも、面接を勝ち抜き合格するまでに重要な要素はまだあります。
次の記事をお待ち下さい。
寒かったりそうでなかったり天気がなかなか読めませんね。栄養をしっかり摂って、体調にお気をつけてお過ごしください。
以上です!
また次回お会いできますように。