CAの世界は大奥に似ている

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CAに残業はあるのか。【CAあるある】

投稿日:

 

こんにちは!

 

本日は、CAに残業はあるのか、についてお話ししていきたいと思います。

 

日本の社会人にとって身近な「残業」ですが、

これがあるかないかって、仕事を選ぶ上でもかなり大事なのではないかな、と思います。

 

「残業」とひと口に言っても、

お給料の出る残業と、サービス残業(世間的にほんとはだめです)2種類がありますが、

CAの世界にはどちらも存在しないとか、

もしくはどちらか、あるいはそのどちらも日常的にあるとかないとか

 

 

真実はいかに。

 

 

ではまいりましょう!

 

 

 

 

CAに残業はあるのか。

こちら答えです。

まれにあります。

ANAに至ってはちょくちょくあります。(フライト後の反省会)

 

 

 

 

CAの残業はどういう時に発生するのか。

遅延が発生してしまった時

CAは乗務するフライトが遅延すれば、その分残業することになります。

遅延の原因はさまざまなものがあり、

飛行機自体のトラブル(エンジンがおかしい、とか、計器の表示が変など)で整備の必要が出て、そもそも出発できなくなるとか、

天候不良(濃霧や、強風、雪)で着陸できず、出発空港に戻ってくることとなるとか、

それらによって出発するはずの飛行機が押せ押せになり、空港が混雑してしまい、なかなか出発できなくなるとか、

これらの原因により遅延が発生してしまった場合、

当たり前ですがその便に乗務しているCA達は、オリジナルのスケジュールより大幅に帰宅時間が遅くなってしまったとしても、残業することとなります。

お給料の出る残業にあたります。

 

スケジュールチェンジが発生した時

CAはスケジュールチェンジにより、残業する場合があります。(CA的には残業ではないかもしれませんが、一般企業の方から見ると残業に当たると考えます)

上述した遅延により、帰宅時間が元のスケジュールだと夜の20:00だったものが、24:00になってしまった場合、

次の日のフライトが変更になることがあります。

フライト⇆フライトの間には細かく決められた「CAが体を休めるのに必要な時間」が設定されていますので、

次の日のフライトが早朝発だった場合、昼発の便にスケジュールチェンジされ、

たとえばその日夕方に予定を入れていたものが、

フライトで行けない!

ということになり得ます。

あとはこちらの記事CAの仕事の一つ、「スタンバイ」とは。呼ばれる理由と過ごし方。【天国と地獄】

でお伝えしたスタンバイが9:00-15:00だとして、終了時間ギリギリの14:55にロサンゼルスへのフライトに呼び出された場合、

酷なことにすぐにフライトへ向かうこととなりますので、

勤務時間は日本時間で9:0026:00ぶっ続け、ということになりスタンバイに呼ばれなかった場合に比べ、残業していることになります。

普通にえげつないですね。

お給料の出る残業にあたります。

 

機内でトラブルが起きた時

機内でトラブルが起きた場合、CAは報告役として書類を作成しなくてはなりません。

それが機内で書かなくてはならない緊急のものと、フライトが終わってから書くものとさまざまですが、

多いところで、お客様からのクレーム、急病人、機内での怪我、機内の秩序を乱す行為をしたお客様の報告、CA自身の業務ミスあたりでしょうか。

飛行機は、電車のように、何かあったときにすぐ警察や救急車を呼ぶことができません。

フライトが終わるまでにある程度までかたをつけ、あとは報告するのがCAのお仕事です。

それが羽田ニューヨークのフライトで起きたら、ホテルで作成することもあれば、ニューヨーク羽田のフライトであれば羽田のオフィスで作成することも。

ミモはロングフライトの後最長5時間ほど会社に残り、書類を作成した経験があります。

あのときは白目を剥くほど疲弊しましたね。

お給料の出る残業になりますが、

直属の上司が書類を作成しており、気を使って一緒に残る場合はサービス残業となります。

 

ANAの反省会

これは有名ですね。

ANAは「反省会」が、JALCAがびっくりするほどの数、開催されます。

ホテルに着くまでのバスの中や、

もはやホテルのロビーやら、オフィスやら、フライトごと(厳密に言うと1日の終わり)に先輩方からアドバイスをもらいにいかなくてはなりません。

いっぽうJALは1つのスケジュールが終わった時に反省会をします。

ちょっとわかりにくいですね。

例をあげると、23日で羽田⇆福岡を行き来するスケジュールの場合、

反省会の数はANA→3回、JAL→1となります。

まあ、JALにおいても、直属の上司が厳しい場合、「ちょっと一緒に今日のフライト振り返ろっか!」などとANAと同じくらい反省会をしなければいけない場合もなきにしもあらずですが。

サービス残業にあたります。

 

 

 

 

逆に早上がり的なものも発生する場合もある。

上述した残業の理由の一つの「遅延」ですが、

それが遅延で済まされない場合があります。

まれですが、

飛行機自体のトラブル(エンジンがおかしい、とか、計器の表示が変など)で整備の必要が出て、

それでも直らない場合、飛行機の種類が変わり、CA何人かが急に「オフ」になることもあります。

8人乗り→6人乗りの飛行機になったりとかですね。

あとは天候不良(濃霧や、強風、雪)で着陸できず、出発空港に戻ってくることとなり、かつその後の天候も極めて悪いと予報されている場合、

フライトがキャンセルとなり、

その段階で「申し訳ありませんが今日はお帰りください」となることもあります。

こんな感じで帰ったら家で彼氏が浮気していた、

という話も聞いたことがありますのでCAさんとお付き合いされる方は十分ご注意ください。

 

 

 

 

さいごに

本日は、CAに残業はあるのか、についてお話ししていきました。

 

結論としては、「まれにあります!」ですね。

 

ただその頻度も、トラブル運、また職位によりますが

年に13回程度で、かつ長くて3時間くらいでしょうか。

 

なのでミモの知り合いのコンサルに勤めている友人の毎日34時間の残業はデフォ、に比べると圧倒的に少ないことがおわかりいただけるかと思います。

 

ただ、ひとたび残業的なものが発生するとなると、もうそれは長ければ「スケジュールチェンジ」の段落でお伝えしたように+11時間になりうることもあり、

それ以外の遅延関連の残業も、

多くは機内にいるので、たとえばご家族や、そのあと会う予定の友人や彼氏に連絡できないこともしばしば。

 

悲しい性ですね。

 

 

 

ちなみにミモはそれを理由によくドタキャンしてました。

 

 

 

以上です!

 

 

またお会いできますように。




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ミモ
ミモです。大手日系客室乗務員を約5年間勤め、国際線、ファーストクラスを中心に担当。新卒採用の現場経験あり。
イギリス在住。趣味は旅行とイラスト。

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