ANAとJALの違い

ANAに関する最近のニュースをまとめてみた。【新型コロナウィルス】

投稿日:2020年5月21日 更新日:

 

 

こんにちは!

 

本日は、新型コロナウィルスの影響を受けたANAの、最近のニュースの中でミモが個人的に気になったものをまとめていこうと思います。

 

ちょっと暗い内容になってしまうかもしれませんが

航空業界に興味をお持ちの方にとっても、

そして多くの友人がその渦中におり、絶賛応援中のミモとしても、まずは現在の状況をしっかり把握しないといけないと思い、

 

勉強のためにも、

今回記事にさせていただきました。

 

 

本当はJALも同記事に盛り込む予定でしたが、

かなりボリュームが出てしまったので、次記事でまとめます。

 

 

 

ではまいりましょう!

 

 

 

 

ANAに関する最近のニュースをまとめてみた。

医療用ガウン裁縫のニュース

全日空グループの従業員が18日、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で需要が増えている医療用ガウン製造の支援を始めた。休日を使い、縫製会社の工程の一部を無償で担うという。

 全日空は18日午後、作業の様子を報道各社に公開した。東京都大田区あるグループの訓練施設で、約30人がガウンの腰ひもを作ったり袖口に使う生地の裁断をしたりした。

 感染拡大による大幅減便を受け、全日空は1人につき月に数日程度の一時帰休を続けている。今月末には対象を約4万2千人に広げる予定もある。パイロットの石塚哲也さん(32)は「(減便で)パイロットには実質的に仕事がない。素人の私でも、少しでも医療従事者の方々の力になれれば」と話した。

 医療用ガウン製造の支援は、グループが政府の要請を受けて内部で希望者を募った。縫製会社ヴァレイ(奈良県上牧町)の作業を手伝う。作業に当たるのはパイロットや客室乗務員、地上職員らで、専門的な技術を要する縫製などはヴァレイが担当する。6月末までに5万着以上を製造する予定だという。(一條優太)

2020/5/18 朝日新聞デジタルより引用

https://www.asahi.com/articles/ASN5L61K0N5LUTIL00B.html

賛否両論あったANAのこらちのニュースですが、

このニュースが世にはじめて出た時点では、ANACA達は会社からなにも知らされていなかったそうです。

(ミモが確認済み)

おそらくこの時点では“ANA側の提案だった話が漏れたのかなんなのか知りませんが、

先んじてメディアに大きく取り上げられてしまったのだと思います。

結局そのとおりに実施されているようですが、

うーん、何と言いましょうか、

個人的な印象としては、若干、

世間そして国からのバックアップを目的に、ささっと体裁を整えた感じが…

なんて言ってしまっては誰かに怒られそうですが、

一方で、

もし自分がANAの一員であり、

実際フライトがなく家にいるだけなら、

少しでも誰かのためになるなら喜んで協力していただろうな、とも思いました。

やることは難しいことではなく、裁断くらい、のようですし。

CAYouTuberchiakiさんが動画の中で、chiakiさんの航空会社(イギリス)では「CAに、医療現場へのボランティアが募られている」とおっしゃっており、

その他の世界の航空会社でも同様な動きが見られたので、

日本受けはしないけれど、世界から見たら至極まっとうな姿勢、と言えるのかもしれません。

 

 

採用一時中断のニュース

ANAホールディングスは8日、来年度に入社予定の新入社員の採用活動を一時中断すると発表した。新型コロナウィルスの感染拡大で航空需要が急減し、今後の事業計画の策定が難しくなったため。来年度の採用ではグループ37社で約3200人を募集していた。

 採用活動の再開時期は未定で、募集人数を減らす可能性もある。ただ「採用を凍結するわけではない」(広報)としている。中断する職種はグループ各社の地上職や客室乗務職など、大半を占める。パイロットと障害者はこれまで通り採用活動を継続する。

 来年度の採用に向けて現在は書類選考に入っており、6月以降面接による選考に進む予定だった。グループ各社の採用担当者が8日から応募した学生らに連絡をとり、一時中断を伝えているという。今後の採用スケジュールはグループ各社の採用ホームページなどで案内していくという。

 新型コロナの感染拡大で航空各社は大幅な減便をしており、ANAの2020年1~3月期決算は純損益が587億円の赤字だった。福沢一郎取締役は4月28日の決算会見で、来春の採用数について「抑制することを検討していかざるを得ない」と述べていた。(田中美保)

2020/5/8 朝日新聞デジタルより引用

https://www.asahi.com/articles/ASN5846MWN58ULFA00M.html

こちら、本当に驚きました、衝撃のニュースです。

その前にあげた記事で、「ANAJALも、採用に関しては滞りなく進むはず」などと大口を叩いたミモですが、

まったくそのとおりになんてならず、

あの発言で期待させてしまった方にはこの場でお詫び致します。

実際に、このニュースが出る直前までは、ANACA達も予想もしていなかったようで、

(ANACAから、直前まで、採用やるよーと聞いていた)

大企業あるあるですが、なかなか大きな決断を、社内報でなくネットニュースでまず目にするってこと、多いんですよね。

と醜い言い訳を言いましたが、

コロナウィルスの状況、そしてその影響は日に日に変わるもので、

これからも、そしてJAL含め他の航空会社に関しても先が読めるものではないと思います。

航空業界を応援しているミモですが、

正直なところ、現状況としては、今後をまったく楽観視できず…

かつてのJALのような、大量解雇、翌年の採用中止などといった状況に、今にも陥るのでは、と考えてしまいます。

 

 

ヒールの高さ改定のニュース

全日空が5月から、女性の客室乗務員(CA)と地上職員の靴の社内規定を見直したことがわかった。これまでは「幅・高さともに3~5センチ程度」のヒールのあるパンプス(足の甲があいた靴)を着用するルールだったが、ヒールの高さを「5センチ程度以下」に変え、下限をなくした。  
全日空によると、利用者からの意見も踏まえ、従業員の働きやすい環境づくりに取り組むために変更したという。一方で、「フォーマルさや制服とのバランスの観点」(広報担当者)を理由に、パンプス指定や「色は黒で、プレーンなデザイン」という指定はそのまま残す。同社では、男性のCAや地上職員にも、黒で無地、装飾がない革靴の着用を求める規定があるという。  職場でのパンプス着用強制をめぐっては、撤廃を求める「#KuToo」運動が広がっている。航空業界では日本航空が4月から、ヒールの高さを「3~4センチ」としていた女性CAの靴の規定を「0~4センチ」に見直した。パンプス指定も撤廃し、ローファーなども履けるようにした。
             2020/5/8 Yahooニュースより引用
 

採用中断に関するニュースが大注目されたすぐあとにリリースされたこちらのニュース。

靴の規定はJALが先駆けて改定していましたが、

ANAはヒールを5cm以下、形はパンプスならok、と取り決めました。

こちらも印象として、

若干、採用中断という良くないニュースにかぶせる形で発表、というふうに個人的に見えてしまいましたが、

その効果もむなしく、

JALよりも、そして採用中断よりもあまり話題にならなかった印象。

でも、CAにとって、良いことですね。

ただJALのパンツスタイルにローヒールは相性がいいですが、

ANAのあの制服にローヒールは…

どうでしょう、私だったらどうしてもヒールを履きたくなってしまいます。

 

 

社長の発言

「中国・武漢から報告があった瞬間から、これは大変だぞと。これまでにSARSや金融危機(リーマンショック)、アメリカの同時多発テロなど、さまざまなリスクを経験をしてきましたが、その影響は特定のエリアに限られていました。今回は全く違って、瞬く間に世界中に広がり、影響の大きさは、これまででトップだ。航空は人の移動が要のビジネスなので、世界中の航空会社が甚大な影響のまっただ中にあります
「オリンピック・パラリンピックを控えた今年は、航空会社全体が成長できるチャンスだった。しかし、航空需要の激減で、この3月、4月に国際線は9割、国内線も7割から8割以上を減便。マクロで見て航空需要は半減した。今年度の業績予想は算出できていませんが、ANAでいえば、毎月1000億近い減収となり、もしこの影響が1年続けば1兆2000億円の減収になる」
「国内の収束時期の想定として、当初は、5月末というのを1回おきました。しかし、1か月もたたないうちに、ああこれは収まらないなということで、次は、8月末。8月はお盆があるので、7月と8月にコロナが収まっていないとみるのは、航空会社にとってかなり慎重で悲観的な見方です。この夏の回復はないというスタンスで臨んでいます
「いきなり全世界同時に復活はないだろう。たとえ8月末に日本では感染が一段落し、海外でも一部開放となっても、需要がV字回復すると見るのは、楽観的すぎる。やはり穏やかな回復になっていく。今年度末(=来年3月末)の時点でも、国際線では5割、国内線でも7割ぐらいの需要回復にとどまると慎重に見ている。完全な回復は、来年のオリンピック・パラリンピックの前ぐらいではないか」      
「やはり空の安全を守るビジネスなので、社員が感染の不安とか、あるいは雇用の不安を抱えて仕事するのはいちばんよくない。まずは、社員に向けて、雇用を守るという宣言と、資金繰りもどのようにやっていくのかメッセージを出しました。収入が全くない中、給与や賃料、機材費など固定費は出ていくが、4月には民間銀行や政府系金融機関から9500億円の融資や融資枠の確保にめどを付けました。非常に厳しい環境の中で社員も頑張っている。今後も具体的なアクションを取ってコロナの危機においても、自分の足で立って、生き残っていくという覚悟でいます」     
「多少、希望的観測ではありますが、やはり飛行機を使った移動のエネルギーというのは、間違いなく減ってはいかない。外出規制で、これだけ外に出たいという人間のエネルギーが分かった。やはり皆さん、自分の故郷に帰省したいし、海外の観光地にも行きたい。仕事でも、相手企業を自分の足で訪問することは、ビジネス上欠かせない。再び経済や貿易、文化、人や物の交流に必ず貢献できると思っています

「ただ、これまで快適性やスピード、定時運航が大事だった航空ビジネスに、健康という要素が加わってくると思います。健康をモニターするサーモグラフィーなども普及するし、個人情報を守りながら利用客の健康データの活用も起きてくると思います。いかに健康で快適な移動ができるのかを目指す方向に向かっていく。」                                          2020/5/18 NHKニュースWEB

 

今後について、楽観視はできないが、

「雇用を守る」、そして「航空運搬の需要は減ることはない」との発言をされています。

そのとおりになることを祈るのみ、です。

そしてこの発言内容、めちゃくちゃ大事ですね、とくに後半。

 ANAは残念ながら採用中断となってしまいましたが、JALを受験予定の方、コロナウィルスや今後の航空業界に関する質問に、(ぱくりつつ)言葉を変えて使ってみるのもありだと思います。

 

 

 

 

さいごに

本日は、新型コロナウィルスの影響を受けたANAの、最近のニュースの中でミモが個人的に気になったもの、についてお話ししました。

 

ちょくちょく暗いことを言ってしまいましたが、

それでもなんとか持ち堪えてほしいという気持ちは変わらず、

毎日良いニュースを待っています。

 

 

秋冬にコロナの第二波が来ると言われていますが、

それ来たらほんとうきつい。

 

 

 

神様…

頼みます。

 

 

 

 

以上です!

マシュマロに質問いただいた方少々お待ちください!まもなく記事にします。

 

またお会いできますように。




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ミモ
大手日系客室乗務員を約5年間勤め、国際線、ファーストクラスを中心に担当。新卒採用の現場経験あり。

現在はイギリス在住、0歳の子がいます。

instagram→mim_otravel