こんにちは!
本日は、ANAとJALの、CAの選考で行われる身体検査についてお話していきたいと思います。
多くの関門をくぐり抜け、やっとたどり着いた最終面接。
と思いきや、同日に行われる身体検査にも気を揉む…
巷でいろいろな噂がささやかれていますが、
個人的には、あまりにひどい結果でない限り、身体検査が理由で不合格になるとは考えられません。
合格or不合格は、それまでの総合値で判断されますので、身体検査は結果が良ければ「あわよくば加点」と考えられ、
不合格になったからといって、身体検査に原因が100あるとは考えないよう…それ以外の面接に全力で挑むことをおすすめします。
受験生A…面接が5点満点中3点+身体検査4点=7点
受験生B…面接が5点満点中4点+身体検査4点=8点
こんな感じで身体検査の結果が同じでも、それまでの面接で合格or不合格が決定されるわけです。
にしても、いったいどんな内容なのか知っておきたいところですよね。
ではまいりましょう!
ANAの身体検査の内容
以前こちらの記事→2021年入社 ANAのCA 選考ステップを徹底予想。【合格対策】
で、ANAの選考ステップについてご説明しましたが、この中にもあるように、
二次面接時に”簡易健康診断”、三次面接時に“健康診断”が通過者全員になされます。
詳しく見てまいりますと、
二次面接(簡易健康診断)
身長、体重、尿検査
三次面接(健康診断)
眼科→視力検査、色彩チェック、眼科検診
耳鼻科→聴力検査、インピーダンス検査、耳鼻科検診
内科→採血、血圧&脈拍測定、心電図、内科検診(下瞼を引っ張り貧血具合をチェック)
整形外科→レントゲン、平衡感覚チェック、腰チェック
※平衡感覚チェックは、目をつむって足踏みし、はじめにいた立ち位置から離れすぎていないかをチェックされます。
薄目を開けて頑張りましょう。
JALの身体検査の内容
JALに関しても、こちらの記事→2021年入社 JALのCA 選考ステップを徹底予想。【合格対策】
で、選考ステップをご説明していますが、
二次面接時に”簡易健康診断”、三次面接時に”健康診断”が通過者全員になされますので、タイミングはANAと同じですね。
ただちょっと内容が異なります。
二次面接(簡易健康診断)
身長、体重、腹筋
三次面接(健康診断)
身長、体重、尿検査
眼科→視力検査、色彩チェック、眼科検診
耳鼻科→聴力検査、インピーダンス検査、耳鼻科検診
内科→採血、血圧&脈拍測定、心電図、内科検診(下瞼を引っ張り貧血具合をチェック)
整形外科→レントゲン、腰チェック
トレーナーさん→平衡感覚チェック、重めのボール持ち上げ、腹筋、前屈、踏み台昇降
ロールシャッハテスト(心理テストのようなもの)
※平衡感覚チェックに関してはANAと同様です。
※トレーナーさんのもと、ANAよりも、運動能力や体力に関するチェックが多く、疲れ果てます。ただし運動をする習慣がある方にはまったく問題のない、簡単なチェックです、楽しみましょう。
※ロールシャッハテストは別室にて受けました。ぐぐってみてください。合否には関係なく、性格を検査されるだけのようで、入社後のグループ分けに関わるという噂があります。
ANAとJALの身体検査の概要
ANAもJALも、服装はタンクトップ+半ズボン+スニーカーに着替えます。
(意図としては、動きやすいことと、大きな傷やタトゥーのチェックも兼ねているよう)
健康診断はご覧いただいた通りかなりボリュームがあり、
こちらの記事→ANAとJALのCA 難易度と倍率の違いを徹底予想。【2021年入社版】
でもお伝えしましたが、その時点でも受験生の数はかなり多い。
2〜3時間はかかりますので、面接→健康診断のグループと、健康診断→面接のグループに当日振り分けられます。
ミモは、ANAは面接→健康診断の順でしたが、JALは健康診断→面接の順になってしまい、かなり疲れ果て、せっかくセットした髪はボロボロで最終面接に挑むこととなりましたので、
できたら面接が先が良いところ。
しかしこれはほんとうに運なので、メイクや髪の毛を直す道具を忘れずに持参しましょう。
完全に委託であり、看護師さんやトレーナーさんは結果の点数を紙に書くだけなので、笑顔はそこそこに、リラックスして臨んでください。
ANAとJALの身体検査で重要視されるもの
一般の方が受けられる健康診断に毛が生えたようなものですが、気をつけていただきたいのが、「耳」「鼻」「腰」「貧血」この4点です。
「耳」
インピーダンス検査で測られます。気圧に耐えうる耳をしているか、を、特別な器具で圧力をかけチェックするものですが、
(エレベーターで50階まで上るような感覚にされていつのまにか終了する)
耳がつまりやすい=空気が抜けにくい、と、日々のフライトで中耳炎になってしまう可能性が高いので、かなり要注意です。
「鼻」
耳鼻科検診でチェックされます。
主に耳と同様、気圧に耐えられるかという意味で鼻の骨が曲がっていないかを診られます。
持病が特に無い方は気にする必要はありませんが、ミモの友人は知らずしらずのうちに曲がっていたようで…心配な方は早めに病院に行かれることをおすすめします。
「腰」
横になり、足を曲げ伸ばしし、側湾症やヘルニアなど、腰に問題がないかをチェックされます。
上空では揺れにより足腰に地上よりはるかに負担がかかり、時には何十キロ、何百キロにもなるミールカートの押し引きも行います。
つまり腰を痛めやすい環境に耐えうるか、をみられるんですね。
「貧血」
採血、内科検診で貧血の具合を見られます。
こちらの記事→CAが過酷と言われる所以。【体力に自信はありますか?】
でもお伝えしましたが、機内は酸素がうすく、貧血にやりやすい。特殊な環境下で、CAとして業務に支障がでないか、チェックされます。
すべて「仕事環境に耐えうるか」という視点のチェックですね。
これらをかなり重要視されますので、受験前に、できるだけ早めに、以下にお伝えする“できること“を行うことをおすすめします。
身体検査に向け、できること
日頃の体力作り
インドアすぎなければ問題ありませんが、
「腹筋一回もできません!」とか、「運動音痴です!」という方は、毎日できる範囲でランニングをしてみたり、柔軟体操をするクセをつけたり、エスカレーターではなく階段を利用するようにしたり、
少しばかり気をつけることで、特にJALの体力チェックはなんなくクリアできることと思います。
心配なら、CA受験の旨を医師に打ちあけ診察してもらう
上述しましたが、身体検査で重要視される、「耳」「鼻」「腰」「貧血」に関しては、日頃の習慣でどうにかなる問題ではありませんので、気になる方は早めに是非。
最終面接までぽんぽん進み、合格まであとちょっと!という時点でやってくる身体検査なので、万全で臨みたいものです。
個人的には、気にならない方でも余裕があれば行ったほうがいいかも、とも考えます。
耳鼻科、整形外科、ですね。
ちなみにインピーダンス検査も、やっている耳鼻科、探せばあります。
貧血に関しては気づいていない方も多いので、念のため一度血液検査をするのも良いかと思います。今後のためにも。
投薬治療である程度数値は上がるはずです。
さいごに
本日は、ANAとJALのCA 選考で行われる身体検査について、お話ししました。
ミモは健康と体力には自信があり、なんの心配もしていなかった身体検査ですが、
ANAもJALもインピーダンス検査にて、左耳の数値が異様に高く(値がグラフを突き抜けていた)、その場で再検査となり…
かなり絶望したのですが、結局数値が高い分には、「空気が抜けやすい」ということだったようで問題がありませんでした。
(6年前の記憶なので、間違ってたらごめんなさい)
あの時は冷や汗すごかったですよ。
結果が来るまで「なんで受験前に病院に行ってみなかったんだ…」と後悔しつづけてしまって。
あとは平衡感覚チェックで、足踏みを真面目に目を閉じてやったら、1人だけおかしな位置にいたり…
おそらく大きな疾患がなかったので合格をいただけましたが、
身体検査はただ総合値に加点がされるもの、としたら、面接に全力を注ぎたいので、なんの心配も、そして問題もなく終えたいものです。
なのでやっぱり日頃の運動!事前に検査してもらうこと!
以上です!
またお会いできますように。