こんにちは!
本日は、ANAとJALの、国内線サービスの違いについてお話ししていきたいと思います。
以前こちらの記事→ANAとJALのCA サービスの違いを徹底比較。【成田✈︎ホノルル】
で、国際線の、主にCAの行うサービスに焦点をおいて違いを解説しましたが、今回はその国内線バージョンです。
舞台は羽田–沖縄。
若い方からご年配の方まで、気軽に足を運ぶことのできる南の島、沖縄。
そんな地へ向かう飛行機の中でのサービスを、両社はどのような点に重きを置き、どういった工夫をしているのでしょうか。
国際線バージョンでは違いがちょこちょこ見えましたが、そちらと比べるとかなり短いフライトタイムの国内線では、果たして違いなんてあるのでしょうか、
元CAのミモも気になるところです。
ではまいりましょう!
ANAとJAL 羽田✈︎沖縄 値段の違い
2020/2/4にskyticketさんで調べた結果になります。
日にちは両社ともに2020/4/6(月)のフライトを片道で検索、燃油サーチャージ込みの、普通席の正規料金の最安値を書かせて頂いています。
ANA
¥9.310
JAL
¥9.310
ANAとJALではまるで同じ料金でした。
さすがライバル。
ANAとJAL 販売クラスのサービスと座席の違い
※書いている「+いくら」の値段は、当日空席があった場合にかかる費用を書いています。なので、旅割やら早割だともう少し安かったりするのかもしれません。
ANA
【プレミアムクラス】…基本サービス+シャンパンなどのお飲み物と温かい食事(普通席+9000円)
座席はこんなかんじ。
ANA公式HPより引用
食事はこんなかんじ。
ANA公式HPより引用
【普通席】…基本サービスのみ
座席はこんなかんじ。
ANA公式HPより引用
ANAはプレミアムクラスと普通席の2クラス の販売ということになります。
JAL
【ファーストクラス】(無い機材もある)…基本サービス+シャンパンなどのお飲み物と温かい食事(普通席+8000円)
座席はこんなかんじ。
JAL公式HPより引用
食事はこんなかんじ。
JAL公式HPより引用
【クラス J】…基本サービス+こだわりドリンク、足置きのある広い座席(普通席+1000円)
座席はこんなかんじ。
【普通席】…基本サービスのみ
座席はこんなかんじ。
JALは3クラス 、もしくは2クラスの販売ということになります。
上位クラスのANAのプレミアムクラスとJALのファーストクラスに関しては、ミモに言わせますと、CAの行うサービスはほぼ同等と言えるかな、と今回調べて思いました。
やはりどちらかが極端に素晴らしいサービスをしてしまうとお客様の流失が否めませんので、追いつき追い越せで、似通ってくるものです。
大きな違いとしては、ANAが基本的に全ての羽田-沖縄の路線にプレミアムクラスと普通席で販売しているのに対し、JALはおよそ1/3にあたる機材にはファーストクラスが無く、クラスJと普通席のみの販売になっているという点。
以前の記事→ANAとJALのCA 国際線サービスの違いを徹底比較。【成田✈︎ホノルル】
で、ANAがホノルル行きの飛行機全機材にファーストクラス導入予定と書きましたが、沖縄に関しても、上位クラスの需要を見込んででしょうか、ほとんどの飛行機にプレミアムクラスが付いています。
逆にJALは、(今後変わってくると思いますが)、時間帯と需要を慎重に考えての結果でしょうか、上位クラス導入にそこまで力を入れていないようです。
ANAとJAL 基本サービス(=全クラス 共通サービス)の違い
ANA
【無料のお飲み物】
コーヒー 、ANAオリジナル ビーフコンソメスープ、アップルジュース、日本茶(温・冷)、ミネラルウォーター
【その他サービス】
・スナック各種500円〜1000円
・米国産ビール600円
・国産ビール500円(エビス、アサヒ、キリン、プレモル、角ハイ)
・かぼすハイボール500円
【沖縄限定サービス】
・ハーゲンダッツアイス バニラ味300円
・ANAオリジナル白いカレーリゾット500円
ANAはアルコールの種類の豊富さがすごいです。7種類もありますよ。
そしてなんとリゾットも。これは嬉しいお客様が多いのではないでしょうか、とくに若年層の方々。羽田から沖縄まで、約2時間半の空の旅。出発時はそうでなくとも、段々とお腹が空いてきてしまうこともありますよね。
座席などハード面で生み出す快適性というよりは、お客様個々のニーズに合わせたサービスに力を入れている印象です。
以前の記事でお伝えしたANAの国際線サービスと同様に、「飛行機=楽しい旅の一部」という考え方が強く感じられます。
ただこうなるとやはりCAの仕事は増え、商品の在庫の確認作業や、フライト中は注文に追われ、JALに比べ忙しく働くことになりそうです。
JAL
【無料のお飲み物】
JALオリジナルドリンク“スカイタイム キウイ“、アップルジュース、コカ・コーラ、冷緑茶“綾鷹(あやたか)“、ミネラルウォーター、コーヒー、コンソメスープ、温かい緑茶
【沖縄限定サービス】
・ブルーシールアイス2種
・青い海と空のビール500円
・オリオンビール500円
・オールフリービール300円
・無料クーポン雑誌「ちゅらナビ」の配布
ANAに比べると非常にシンプルですね。
それにしても小腹が空いた時のアイテムがアイスのみ…!
まあ、空港で買ってくればいい話ですが。
沖縄に関する冊子を配ったり沖縄のビールやアイスを提供している点から、機内から沖縄を感じて楽しんでほしい、という気持ちが伝わってきますね。
またオールフリーのビールを提供している点、ミモの勝手な予想ですが、
沖縄に着いて、車を運転する予定のお父さんに向け提供しているのではないでしょうか、そうだとしたら何ともきめ細かい心配り…。
細かなサービスはシンプル化し、その代わりに座席の種類を工夫し、お客様の快適性に力を入れている模様です。
以前の記事でお伝えしたJALの国際線サービスと同様に、「飛行機=旅を最大限楽しんでもらうための、リラックスする場所」という考え方が見て取れます。
また、大きなANAとの違いとして、JALでは、普通席では、沖縄路線のみでしかビールの購入はできません。(ANAは国内全路線で提供がある)
お酒好きにはJALは少し辛いかもしれませんね。
違いをミモなりにまとめると
ANA…小腹が空いたら普通席であっても、簡単な食事やスナック、たくさんの種類のビールなどを購入でき、機内でもワイワイ楽しめる!
CAはちょっと大変かも!
JAL…小腹が空いてもアイスで我慢!クラスJシートにより、お客様の快適性を向上させており、到着後に向け元気を蓄えられるかも!
CAとして働くなら仕事が少なくて楽かも!
さいごに
本日は、ANAとJALの、サービスの違いを徹底比較しました。
値段は同じでも、細かなサービスの違いが見て取れるかなと思いますが、いかがでしたでしょうか。
ちなみにですがJALのクラス Jは大変好評のようで、普通席がガラガラの便でも、クラス Jだけは満席、ということがよくあるようです。
+1000円ぽっちで、高級感のある広い座席に座れるんですから、それは嬉しいですよね。
ミモも利用したことがありますが、
一回座ると次もクラス Jがよくなるほど、隣の人との距離も取れ、快適でしたよ。
前回の国際線のサービスの記事では、違いが見られるものの、働く上での大変さは良い勝負かな、といったところでしたが、
今回の国内線のサービスの比較においては、ミモ個人的にCAとして働く上では、JALに軍配が上がります。
でも客として乗るならANAかなー。
お酒飲みたいので。
裏腹ですね。
以上です!
またお会いできますように。