こんにちは!
以前こちらの記事で、ANAとJALのCAに合格するために、必要な条件・資質を解説しました。
今回は、上の記事でお伝えした、全部である5つの要素のうちの1つ、「CAとしての資質」についてご説明していこうと思います。
CAとしての資質って、
笑顔、とか、サービス精神がある、とかそういうことかな、と思った方。
もちろん大事ですが、それらについては「第一印象」の回でお話ししますので、
ここではCAとして求められる、内面的な資質についてご説明していこうと思います。
華やかな面ばかりに目を向けず、
CAとはこんな職業なんだ、こういうことを大事にしてるんだ、ってことをしっかり理解して、ESを書くなり、面接に挑む必要があります。
でないと、面接官に、「CAという職種に関する研究がいまいちかな…」とか、「資質ないかも…」と思われてしまう可能性が無きにしもあらずです。
ではまいりましょう。
ANAとJALのCAに合格するために、求められる資質①コミュニケーション能力
面接官はここを見ている。
「この受験生は、どのような国籍、どのような年齢層、性別のお客様と、平等に、そして滞りなくコミュニケーションできるか?」
そもそも、「コミュニケーション能力とはなんぞや」とお思いの方、3つに大別できるそうですのでまずこちらをご覧ください。
1.聴く力
2.伝える力
3.人の気持ちを汲み取る力
一般的に、こちらの3つの要素をもって、良好な人間関係を構築できると言われています。
どうアピールするか。
受験生の大切にする考え方であったり、醸し出す雰囲気、受け答えの様子から判断されますが、
具体的に言うと…
1.聴く力→面接官、また他の受験生が話している時のリアクション。
2.伝える力→わかりやすく、簡潔に自分の想いを伝えられるか。
3.人の気持ちを汲み取る力→面接官の質問の意図を取り違えていないか、自分のアピールばかりに気を取られすぎていないか。
などでしょうか。
これらはあまり気にせずとも、だいたいの方が備わっています。
気をつけて頂きたいのは、第一印象で「こわい」「冷たい」という印象を持たれがちの方。
上述した3点を、人一倍意識する必要があります。
CAとして求められるコミュニケーション能力
飛行機には、さまざまなタイプのお客様がお乗りになります。
お客様の要望の、小さなヒントにも気づき、汲み取り、形にしていくのがCAという職業です。
どのようなお客様のお話も感じよく聴く姿勢、要望を正しく汲み取る力が必要になります。
また国際線には、時には英語もお話にならない方も。
ジェスチャーやら、表情やらで頑張って意思疎通を図るわけですが、
選考の段階でもそういったわかり合おうとする積極的な姿勢が備わっているか、を面接の短い時間で見ています。
ANAとJALのCAに合格するために、求められる資質②チームワーク力
面接官はここを見ている。
「この受験生は、初めて会う仲間とともに、滞りなく仕事ができるか?」
どうアピールするか。
これに関しては、言葉で伝えるしかありません。
「アルバイトで人を巻き込んで仕事をした」「留学先で仲間をまとめ日本の良さを伝えた」「スポーツを続け、チームワークで優勝することができた」などなど。
ESや、面接のどこかしらで伝える必要があります。
グループディスカッションで、役目を請負ってアピールすることも可能ですが、実際あの場では、第一印象を主に見られていますので、そこまでの加点はないかと。
その後の面接でどう伝えるか、考えておきましょう。
CAとして求められるチームワーク力
CAは、例えば小学校の夏休みの宿題のように、目の前に積み上げられた自分のやるべき事を一人で黙々とやっていくわけではありません。
3人で50の仕事をこなすというイメージです。
協力型のスポーツや、飲食のアルバイトの経験がある方は想像しやすいかと思います。サッカーやバスケットボールは皆で支え合って最後のゴールを作り出しますよね。CAもそんな感じです。
また、CAは毎回違う仲間と仕事します。時には外国人クルーも。
どういった考え方かわからないけれど、探りながら、協力していく姿勢が必要になります。
ANAとJALのCAに合格するために、求められる資質③対応力
面接官はここを見ている。
「何かイレギュラーな事態が起きた時に、この受験生は冷静に対応できそうか?」
どうアピールするか。
何があっても、慌てずに、優しい雰囲気を崩さないようにしましょう。
特にJALの英語面接で注意が必要です。
それ以外でも、隣の受験生が答えに詰まってしまった時なども。
また、緊張した雰囲気の中ESを深掘りされたり、すぐには答えられないような難しい質問が飛んでくる場合もあります。
もちろん、すぐに答えられることが前提ではありますが、
答えがどうしても浮かばなかった時の対応力次第で、プラスになると思っていいと考えます。
たとえば、
「すみません、すぐに答えが出てこず…申し訳ございませんが、少しお時間を頂くことは可能でしょうか」
などですね。
感じよく言えれば何の問題もありません。
CAとして求められる対応力
以前こちらの記事→CAの1日の流れ。その仕事内容とは。【国内線と国際線の違い】
でCAの1日の流れについてご説明しました。
その中でCAとは、サービス要員より、保安要員という役目の方が大きい、とお伝えしました。
あってはいけませんが、たとえば緊急事態が起きてしまった時。訓練でも学びますが、お客様を誘導する役目のCAがまず冷静でなかったらお客様の身の安全をお守りすることができません。
また、機内は外界から閉ざされた特殊な環境です。
何か起きた時、地上ならすぐに救急車や警察を呼べるのに、そうもいかない。
その場で最大限できることを考えて、冷静に対応する必要があります。クレームをおっしゃるお客様に対しても同様です。
さいごに
今回はANAとJALのCAに合格するために、求められる、内面的な資質についてお話ししました。
ミモの周りのCAの友人を考えても、びっくりするくらい、いろんな性格の子がいます。
負けず嫌いだったり、天使のように優しかったり、芸人気質だったり。
でもやはり皆共通して、
コミュニケーション能力(人懐っこいですね)、
チームワーク力(困ってたらすぐ助けてくれます)、
対応力(基本おっとりしていて、何があっても動じない人が多いです)
を持っています。
人間20年も生きていると、性格は滲み出てしまい、プロからすれば面接の20〜30分でわかっちゃうものですが、
それって実は作れるもので、
ESや答えの内容で伝えれますし、
たとえば演技が得意な人は、それに加えて面接だけ違う人格を演出してみるとか
演出が苦手な人は日頃意識して、いろんなタイプの人と積極的に関わってみたり、思いやりを行動に移してみたり、
習慣化すると、だんだんと自分の性格になっていくので、
もうそれでばっちりです。
CAにならずとも間違いなく自分の糧になるので努力して損はないです。
といっても、ある程度の選考段階までは第一印象が良ければとんとん拍子で進めますので。
そちらについては、次の記事でお話ししますね。
今回は以上です!
またお会いできますように。