こんにちは!
本日は、日系CAが住んでいる場所、について具体的にお話ししていきたいと思います。
これから入社をされる方や、受験を迷っている方、またそうでない方にとっても、CA達のプライベートって謎が多いと思います。
勤務時間もバラバラですし、
仕事のために空港に向かい、飛行機=仕事場って少し変わってますよね。
本記事ではそんなCA達の実際に住んでいる場所と、CAという職種だからこそ、どうしてもゆずれない条件というものを解説していきます。
ではまいりましょう!
ANAとJALのCAが、住んでいる場所
私の経験上、ANAもJALもCA達はだいたいこんな感じのところに住んでいます。
京急空港線沿い【蒲田、糀谷、平和島、梅屋敷、大森町など】
これらの駅から羽田空港までは約20分。家から職場が近いに越したことはありませんよね。
また、ANAもJALも、訓練はこの付近の駅にある施設で行われます。なのでここらへんは新人CAがめちゃ多い。
覚えることも多く、同期との助け合いが必要!って方はおすすめです。
また羽田⇄成田を結ぶバスもあるので、成田へも便も決して悪くないです。
羽田と成田に便が良いところ【品川、大崎、田町、押上、日暮里など】
京急空港線沿いに比べると家賃が上がるこれらの駅は、CAの数も少なく、あまり群れていたくない人向け。
都心に便が良く、押上以外は山手線沿いでもあるので、空港だけにとどまらずどこにでも行きやすいのがメリットです。
もう少し落ち着いた街がいい、という方は、これらの駅の一つ隣を狙うのも手です。(北品川、清澄白河など)
大きいバスターミナルがあるところ【水天宮、横浜など】
水天宮や横浜にはCATと呼ばれるバスターミナルがあり、空港を含めいろいろなところにバスが出ています。
バスは電車と違い、必ずといっていいほど座れるので、事前勉強をしたかったり、大きいスーツケースを預けたいCAにとっては素晴らしい環境。電車に比べ個室感もありますしね。
渋滞の心配がありますが、実のところバス派のCAの数も多く、ミモもその一人でした。
実家
実家が都内にあり、そこから通っているCAは、ミモの訓練クラス25人中5人ほどいました。めちゃくちゃ貯金が貯まっていた印象です。
あえてデメリットを挙げるとするなら、CAの特殊な勤務時間に家族を巻き込んでしまう可能性があるかも、といったところでしょうか。
それでも、フライト後家に帰れば温かく栄養のある食事が用意されていると聞いた時は心底羨ましく思いました。
寮
ANAにもJALにも、寮が存在します。
寮に入れば、払うのは光熱費と、あって管理費数万くらい。
ただ難点もあって、だんだんと拡充はされてきていますが両社ともに空きがないと入れないということ、基本的に地方出身者のみ入寮可能ということ、
JALに関しては、毎年変わる所属(羽田所属になったところで成田発のフライトも飛ぶのであってないようなものですが、一応羽田or成田に振り分けられる)がその年が成田所属になった場合、千葉の、周りに何もない寮に移らなくてはいけないという決まりがある模様。
このように不自由さがあるものの、家賃が浮くので是非入りたいものですね。
同棲or結婚相手の勤務先と空港の中間地点
だんだんと年次が上がり、入社3年目あたりからこういったところに住むCAの数が急に増えていきます。
やっぱり1LDKや2LDKに比べると、1Kってあまりコスパが良くありません。
彼に少し多く出してもらって同棲を始めるCAは、「なんでそんなところに!?」と思ってしまう場所に住み始めますが、その理由が「彼の勤務地に近いから」であることが多いものです。
自分はいいのー?って感じですが、
一般企業のOLさんより、出退社の数が少ないのもCAという職種の大きな特徴でもありますので、仕事に慣れてくると、空港までの距離をだんだんと気にしなくなります。
ANAとJALのCAの、家を決める上でゆずれない条件
家賃は8〜9.5万円くらい
東京って家賃高いですよね。
それにしても、都心で、でも空港に便が良く、かつセキュリティがしっかりしてるマンションを選ぼうものならこれくらいが相場であり、そして躊躇せずこのくらいの場所に住んでいるCAがほとんどです。
CAのお給料に関してはまた別記事でお伝えしようと思っていますが、ざっくり言うと手取りで、入社後の2か月訓練期間は15万円前後、その後は25〜28万円と考えて良いかと思います。
ご存知の方は多いと思いますが、“家賃はお給料の三分の一以内に納めるべき“であるので、このくらいが妥当、もしくは少し高いかなくらいかと思います。
ただ注意して頂きたいのが、”CAは月の半分以上は家に帰らない”という事実があること。
こちらの記事→ANAとJALのCA 一ヶ月のスケジュールを徹底比較。【現役CAの実際のスケジュール公開】
をご覧いただくとよくわかるかと思います。
なので、住まいにぜんぜんこだわりない!という方は、家賃をケチっていただくことでかなり貯金できる仕事であると思いますね、CAは。
オートロック
女の子の一人暮らしなんて、なにがあるかわかりません。
ミモも入社1年目の時、深夜23時ごろカラカラとスーツケースを片手に駅から自宅に向かっていたら、知らないおじさんにマンションの入り口までついてこられました。
さっと入り口のオートロックを開け、すぐにエレベーターに乗り込み、何事もありませんでしたが、オートロックの無いマンションであれば部屋のドアの前を一晩中うろうろされていたかもしれません。
今考えると恐ろしいですが、世にはいるんですよ、家にまで付いてきちゃうくらいのCA好き…
ですので!
オートロックという条件は外せない、というCAはとても多くいます。
駅近
これはCAでなくとも重要視される方は多いのではないでしょうか。
上述しましたが、CAは出退社の時間は特殊です。
出社が早ければ朝の4時半に家を出て始発で空港に向かったり、退社が遅ければ0時を回ることも。(もっと早い/遅いこともありますが、その時はタクシー利用です)
そんな時間って、けっこう街は閑散としておりそして怖い…。
冬だと寒かったり。
あと通勤の負担になるのはスーツケースです。
ANAもJALも、宅配サービスがあり、家⇄空港(会社)を無料で送ることも可能ですが、時間がかかってしまったり、すぐ渡したいお土産が入っていたりでなんだかんだ持ち歩くCAが多い。
そうなると駅近だと、体がとっても楽なんですね。
24時間ゴミ出しスペース
これはけっこう、駅近よりも重要視しているCAが多いのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、こちらの記事→ANAとJALのCA 一ヶ月のスケジュールを徹底比較。【現役CAの実際のスケジュール公開】
でお伝えしたように、CAは長いと4日間家に帰りません。そうなるとどうしても、次のゴミの日まで放置することになってしまう。夏場なんて悪夢です。
好きな時に捨てられるスペースがマンション内にあると、ロングフライトの前に部屋の中にあるゴミを捨て切ることができ、ほんとうに助かるんです。
宅配ボックス
これも大事です。
先程、ANAもJALも、フライトに持っていったスーツケースの宅配サービスがあると言いましたが、
宅配ボックスさえあれば、直接受け取る必要もなく、配達時間に合わせて家にいなくてもいいわけです。
ミモなんてフライト後は絶対スーツケースを引きたくなくて毎回自宅へ宅配サービスを利用し送っていました。そしてオフの日は出かけるタイプだったので、時間に縛られたくなく。大きめの宅配ボックスがあることが必須条件でしたね。
あとは、荷物が多かったり体が疲れていたりと、仕事帰りに気軽にお買い物などができないからか、通販に頼るCAもかなり多く存在します。
頼んでおきながらフライトで家にいないこともしばしば…ですので宅配ボックスは是非付いていてほしい、というのがCAの本音です。
さいごに
本日は、日系CAが住んでいる場所、そしてゆずれない条件について解説しました。
本当はランキング形式でお伝えしようと思ったのですが、文の中にあるように、
新人の頃に住みやすい場所と、中堅〜ベテランになってきた段階で住みやすい場所というものが変わってくるため、
一言で「ここの駅にCAが多い!」と言いきれず、つらつらと書く形になってしまいました。
ちなみにミモは在籍5年間のうち、3つの場所を転々としました。
一人暮らしをされた方には共感していただけるかと思いますが、更新料を払うくらいなら、手間はかかるけれど引越しをして気分を変えたくなるんですね。
上述した場所は、どこもメリットがありますが、個人的なおすすめとしては、
新人時代は京急空港線沿いの安めのマンションもしくは寮に入り、仕事に慣れてきたころに、羽田と成田両方に便の良い場所に移るのが良いのかなー、と思います。
実際にミモの周りのCAも、こんな感じの動きをしている子が多かったです。
都内に実家があればね…実家もお金貯まるからいいけれど、頼ってしまったり、迷惑かけるくらいなら自立したいじゃないですか…
こんな感じで、一概には言えないCAの住まいの場所、でした。
以上です!
またお会いできますように。