CAの世界は大奥に似ている

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いただいた質問に答えます。【マシュマロ⑥】

投稿日:

 

 

こんにちは!

 

本日は、以前こちら匿名の質問を受け付けます。【お気軽にどうぞ】

で募集した、匿名の質問に答えていく記事です。

 

今回は、

「フライト中辛いことがあった時、どうやってメンタルを保っていたか。」

「同期の早く入社する子に遅れを取ること、仕事の出来に差があると先輩から比べられることはあるのか。またその対策方法。」

 

ですね。

 

 

新人CAの悩みシリーズです。

うーん、わかります、悩ましい。

ちょっと長くなってしまったので本日は2個のみです。

 

 

日系航空会社で5年間CAとして働いていたミモが、その経験をもとにお答えします。

 

 

 

参考までに。

 

 

 

ではまいりましょう!

 

 

 

 

いただいた質問に答えます。

日系CAに入社予定の者です。訓練、そしてフライト中辛いことがあった時、どうやってメンタルを保ってらっしゃいましたか?続けてきた部活も体育会系ではないので、とても心配です。

ご入社おめでとうございます。

楽しみな気持ちと同時に、不安ですよね、わかります。

ミモも入社一年目はとてつもなく引きが悪く、社内でも有名なこわい大先輩とフライトをご一緒してはお叱り、イラつきすべてをそのまま受け取り、

仕事もできず、いつまで経っても慣れず、

メンタルボロボロでなんとか飛んでいました。

でもある時気づくんですね、「私は悪くないわ」「あの先輩いつもプリプリしてて人生つまんなさそう」「だから彼氏いないんだよかわいそう」などと。

今思い返すとただただシンプルに性格がひねくれただけなのですが、

その考え方はとても大事な身を守る盾となってくれました。

よく以前の記事でも、心のスイッチをオフにすると発言していますが、

こわくていやな先輩のせいで自分がイライラとか悲しいとかネガティブな感情になってしまうなんて悔しすぎて、

その相手に対して1番非情な戦法は同情と無関心に尽きると、

フライト中徹するわけです。

難しいですよね。難しいんですけど、ミモはこうして、こわい先輩方とのフライトをやり過ごしていました。

CAがメンタルをやられる原因の一つにお客様からの叱責、もあるかと思いますが、

それも同じように考え、

あまり真面目すぎないように、気を抜いてやっていくしかないと思います。

あとは休日にしっかりと休み、人と会い、

貸与されたiPadは封印して、

自分なりのストレス発散を行い、オンオフ切り替えすごしていくのがいいかな、と思いますよ。

頑張りすぎないでくださいね。

 

 

日系航空会社(CA)に入社予定の者です。入社コースが一番最後(希望したわけではありません)なので、同期の早く入社する子に遅れを取ることがとても心配です。同じ入社でも先輩後輩関係ができることも不安ですし、仕事の出来に差があると先輩から比べられてしまったりするのではないかと思っています。こういうことは会社内に存在しますでしょうか?また何か対策方法があれば教えていただきたいです。

ご入社おめでとうございます。

心中お察しします。

そしてめちゃくちゃそのお気持ちわかります。

なぜならミモも後ろの方でした、入社月。

ご存知ない方もいらっしゃると思うので少し解説しますが、

ANAJALも、同年度の新卒入社のCAだけで300700人ほどいるので、

(一応ざっくりとした希望はとられるが、その通りになるとも限らない)

2月〜秋過ぎにわたって、25人前後のクラスに分けられ、訓練を行い、順次フライトデビューしていきます。

なので、本当に一堂に会するのは内定式くらいで、たとえば2月入社の子と5月入社の子なんてフライトがかぶる時の他はほぼほぼ絡みがないんですね。

 

質問者様のお悩みに戻りますが、

まず「同期の早く入社をする子に遅れを取り、先輩に比べられてしまうことが心配」という点ですが、

これに関してはまったく心配する必要はないと考えます。

先輩方も質問者様と同様に時期を分けられ入社してきた経験があるので、「〜年度の5月入社の子なのね」「それなら2月入社の子と比べこのくらいの知識があるだろう、ここらへんがわからないだろう」と決してその時点での仕事の不出来の比較はせず、

“フライトデビューして何ヶ月”という視点で深く想像して見てくださいます。

「〜年度の子だからこのくらいできていないとおかしい」などといった考え方はCAの世界ではありません。

新入社員が一斉に研修をし現場に出ていくその他の企業とまったく違うと考えていただいていいと思います。

 

という、あまり同じ年度入社だから同期だよねという意識が薄いということになるので、次のお悩みの「同じ入社でも先輩後輩関係ができること」に関しては、

少し辛いですが、

「人によってですが、できます」と正直に答えさせていただきます。

特にフライトしたての頃ですが、たった3か月の経験の差もかなり大きく響いてきて、

どうあがいても自他共にはっきりわかるくらいの差ができます。

そうなるとやはり、入社が3か月早いからといって先輩ヅラする人も中にはおり

同期だよね、敬語やめよ、と言ってくれる天使もいるのですが

なのでそこは覚悟の上でやっていくしかありません。

ただ入社が早いCAにとって、うしろから追い抜かれる恐怖のようなものもあるようで、

入社2年後以降でしょうか、だんだんと技量の差が縮まってくるくらいの時のハラハラ感は、早い入社コースの子ならでは悩みでもあるようですよ。

3か月先の子の技量レベルを抜かし、大先輩に気に入られ誰よりも早くチーフパーサーの資格を取る遅い入社の子もいれば、怪我などで3か月休む、という早い入社の子もでてきたりして、

だんだんとぐちゃぐちゃしてきて、

そんな悩みもなくなってくる、というのがミモの実感でした。

 

また「対策方法」についてですが、

とにかく目の前に与えられたやるべき課題を完璧にこなしていくこと、くらいしかないと考えます。

精一杯努力していれば先輩方は絶対見ていてくださいますし、

気の強い早い入社コースの同期からもそんなに見下されることはないかと思います。

あとは個人的なやり方ですが、早い入社コースの同期にはフライトがかぶればもう自分から人懐っこく下手に出て絡んでいき距離を縮める努力をしましたね。「5月入社の〜です!まだまだわからないことだらけなのでいろいろ教えてください、よろしくお願いします」など。

 

…とこんな感じですかね。

あと最後にですが、ミモは遅い入社コースでよかったと今でも思っていますよ。

なんていったって訓練などの有益な情報が回ってくるもんだから早い入社コースの子たちに比べずいぶん楽に乗り越えられましたし、

大学を卒業して、入社までの時間にアルバイトをしまくり一人暮らしの貯金ができ、

そして親孝行もでき、自由に遊び尽くせましたしね。

 

 

 

 

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

そしてご質問いただき、ありがとうございます。

 

 

受かるか受からないか、夢を追いかけている時はポジティブな気持ちが大きいものですが、

入社したら急に現実が見えてきて、悩みはつきませんよね。

 

 

 

また何かあればどうぞ。

 

 

 

以上です!

 

 

またお会いできますように。




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ミモ
ミモです。大手日系客室乗務員を約5年間勤め、国際線、ファーストクラスを中心に担当。新卒採用の現場経験あり。
イギリス在住。趣味は旅行とイラスト。

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