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CAのリアルな職業病とは。【後編】【CAあるある】

投稿日:2020年2月3日 更新日:

 

こんにちは!

 

本日は、CAのリアルな職業病を、

前回の記事CAのリアルな職業病とは。【前編】【CAあるある】

の前編に引き続き、後編をお伝えしたいと思います。

 

以前は7つご紹介しましたが、今回は8つ。

 

挙げるとキリがない、

CA達の癖や、他人のどうしても気になってしまうところを、

CAのミモがせきららにお話しします。

 

 

これらさえ熟知すれば、あなたもCAマスターです。

 

 

ではまいりましょう!

 

 

 

CAの職業病とは

8.友人の猫背を治したくなる

CAは皆、プライベートでも背筋がピンとしています。

お客様の前に立つから、というのが大きな理由ですが、

もう一つの理由が、背筋が伸びている方が、体への負担が少ないからです。

国際線の普通席のミールサービス時、CAさんがお客様にお渡しするたびに何回も、膝を曲げてカートの中にあるトレーを取り出している様子を見たことがある方も多いかと思いますが、

あの時も、背や腰を曲げて取ることは可能なのですが、そうしてしまうと、かなり負担がかかるんですね。

背筋は伸ばしたまま、膝を曲げる(いわばスクワット)ことで、腰痛にならないよう指導を受けており、CAの多くはそれをしっかりと実践しています。

こんな感じでフライトで気をつけていると、もうそれが癖となり、プライベートでも猫背になることはなく、

友人の猫背を見ると、身体のためにあくまでも「親切心」で、治してあげたくなるんですね。

お節介…

 

9.用件を先に言って欲しい

CAは、それがたとえ友人でも、話かけられる時、用件を先に言って欲しくて仕方がありません。

フライト中起こるさまざまなトラブルは、大抵の場合、即座の対応が求められます。

たとえば、体調不良の方がいらっしゃった時。

1人じゃ対応しきれない重症であったとき、他のCAに助けを求めますが、その時の「伝え方」を、一刻を争っている中、簡潔になるよう工夫しなくてはなりません。

「このお客様がさっき急に倒れて意識はあるのですが立てないみたいでお連れ様はいらっしゃらず」ではなく、

「呼吸脈拍は正常値です!チーフとパイロットに報告と、横になっていただくので枕と毛布をお願いします。」的に簡潔に…

なので日常生活でも、この癖が抜けず、

たらたらと当てのない話をする人が苦手だったりします。

うーん、でもこれはミモだけかも

 

10.フライトの後はなるべく人と関わりたくない

こちらは接客業あるあるですね。

何時間、何十時間もお客様や仲間と直接的に関わっていると、

フライト後は肉体的な疲れもあり、どうしてもそれ以上人と関わりたくなくなってしまいます。

時々とてつもない体力があるCAは、ロングフライトの後に飲み会に行っていましたが、

それはじっさい少数派ですね。

空港から自宅までの電車やバスも完全に対人スイッチを切り、

家に帰っても、オフスイッチのままたんたんと寝る準備をこなし、ひとりの時間を楽しみます。

 

11.フライトの後はテンションが高くなり別人のようなラインをしてしまう

一つ前を読むと、「え、フライト後はテンション低いんじゃないの?」逆じゃん、と思うかもしれませんが、

CAはながーいフライト、特に深夜をまたぐフライトではアドレナリンを激烈に放出して接客をしているものだから、

仕事後もテンションがやたら高かったりするんですね。

なので、友人からの誘いに対し、よく考えもせずに乗り気になって返事をしてしまったり、

通販サイトで向こう見ずなお買い物をしてしまったり。

疲れで頭が上手く回らないので先をよく考えずに行動してしまうことがよくあります。

 

12.お店で揉めているだろう会話に聞き入ってしまう

CAは、機内の秩序を守ることも大事なお仕事の一つです。

長いフライトで、お客様同士の揉め事も、起きてしまった場合、上手く収める必要があり、

また起きてしまわないように、事前にトラブルの芽を摘むことも大事な仕事です。

多いのが座席の背もたれのトラブルですが、なるべくヒートアップする前に抑えたいところ。

機内をよく巡回しては、実はCAはお客様の会話などしーかり耳を済ませて聞いています。

なのでどうしても気になるんですね、プライベートで利用したお店などで揉め事があると、どんなことでお客様は怒って、店員はどう収めるか、ということが。

 

13.土日の街に繰り出すとめちゃくちゃ疲れる

以前こちらの記事ANAとJALのCA 一ヶ月のスケジュールを徹底比較。【現役CAの実際のスケジュール公開】

で、ANAJALCAの、1か月のスケジュールについてお話ししました。こんな感じでお休みは一般的な企業のOLさんとは違って、平日が多い。

CA仲間とのランチも、ジムも、映画だって平日の、ガラガラの街で済ませることが多く、人混みに慣れていないんです。

また、海外や地方ステイも多いので、日本の都心ほど人は多くない場所でCAは活動しています。

ですので土日に都心に出た時にはもうゲッソリしてしまい、特にテーマパークや大型商業施設などは、CAになってから年々苦手になってしまいました。

 

14.ラインは溜めて一気に返す

CAとお付き合いしたことのある方や、ご友人にCAさんがいるって方はよくわかると思いますが、

とにかくCAは連絡不精の人間が多い。

そもそもフライトでフランスなんて行くようものなら、前後の勤務時間含め、人と軽く24時間は連絡できません。

時差にもよって、外地に着く頃には日本時間が深夜の1時、などということもあって、

さらにそこから10時間以上寝るとしたら、ざっと計算しても36時間は連絡つかず。

もちろん緊急の連絡には眠気をこらえ必死に返信をしますが、なんとも言えない内容のメールには、体力が十分に回復してからでないと返事をする気になれず

冷たい人間に見られがちですね。

 

15.プライベートで飛行機に乗った時コールボタンに反応してしまう

これは正直かなりビクッとしてしまいます。

皆さん「コールボタン」をご存知でしょうか。

飛行機の、座席の肘掛けや、天井にある「乗務員呼び出しボタン」の事を指しますが、

これにCAとして素早く対応することが、お客様の満足度に繋がるんですね。

皆さん、お飲み物のおかわりや、毛布が欲しい、などいろんなご用事の為に押されます。

時にはこぼしてしまった!とか早めの対応が必要な場合もあり、CAは常に耳を澄ませているんです。

ですのでプライベートで飛行機に乗った時は、前回の記事でもお話ししましたが、この音にいちいち反応してしまい、まあ休まらないんです。

 

 

 

さいごに

本日は、CAのリアルな職業病(後編)をお話ししました。

 

少しでも、CAの実情についておわかり頂けましたでしょうか?

 

職業病って、

たぶん厳しく指導されていたり、

職場の暗黙のルールや、

仕事中のトラウマなどから形成されているのかな、とミモは考えますので、

CAもそんな感じで、日々のフライトの中で今回挙げた15個が作り上げられたのかなーと思います。

 

 

そう考えると面白いし、感慨深いですね。

 

 

もっとリアルなリアルの職業病については、

(中耳炎とか、腰痛とか、婦人系の病など)

次回の記事でお話ししたいと思いますのでお待ちください。

 

 

 

以上です!

 

 

またお会いできますように。




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ミモ
大手日系客室乗務員を約5年間勤め、国際線、ファーストクラスを中心に担当。新卒採用の現場経験あり。

現在はイギリス在住、0歳の子がいます。

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