こんにちは!
本日は、ANAとJALのCAの、身だしなみ規定の違いについてお話ししていきたいと思います。
CAって、お化粧は常にばちっと決めており、
髪型もお団子で、
前髪はどんな時も崩れず…
そんなイメージありますよね。
そんな「CA」の身だしなみについて、ANAとJALで違いはあるのか、気になる方がいらっしゃると思います。
実際に両社とも利用された方にとって、ANAもJALも大差ないかな、という印象をお持ちかと思いますが、
ここについては、制服のコンセプトを含め、かなり違いが大きく、
その違いから、両社ともに「何を大切にするか」という本質的な部分の違いまで見えてくると考えます。
ではさっそくまいりましょう!
ANAのCA 身だしなみ規定
こんな感じです。
口紅の色…ピンクや赤など、肌馴染みの良い色
髪色…自然な色
髪型…シニヨン(シュシュなどのヘアアクセサリーは黒色か紺色なら可)、夜会巻き、肩にかからない長さのボブ、前髪は眉毛にかからない程度
ピアス…5mm以下
ネックレス…目立たない位置で、小振りのものならok
指輪…一つまでok
ネイル…しなくてもok。ジェルネイル、マニュキア(肌に合う自然な色、グラデーション可)
マツエク…自然なものならok
ディファインコンタクト…自然なものならok
靴…パンプス。ヒールは5cm以下
制服はこんな感じ。
ANA公式HPより引用
腕と背に描かれた滑走路が特徴です。
なんだか近未来を予感させるデザインです。
ANAのCA 制服と、身だしなみの特徴
2015年2月から現在の制服にデザインが一新されました。
日本国内の航空会社には珍しく、海外のデザイナーを起用し、「挑戦、安心、おもてなし」をコンセプトに、
さらに進化し、世界一のエアラインに成長できるよう願いを込めて作られました。
それと同時に、それまで禁止だったネックレスや、マツエク可などの規定がゆるくなるなど、かつてはJAL同様「統一美」を意識した身だしなみ規定であったのが、大きく変わりました。
CAおのおのの個性を大事にするようになったんですね。
お堅い企業であっても私服okのような、海外の考え方に合わせ、ANAを世界にアピールするためにも、世界をまず受け入れるんだ、
「日本らしさ」は見た目ではなく、違うところで発揮するんだ!という、ANAらしい、挑戦的な変革です。
2020年より、ヒールは以前の「3〜5cm程度」から、「5cm以下」に変更がなされ、ヒールなしパンプスでも着用がokになりました。(どこに売ってるんだろう…)
JALのCA 身だしなみ規定
こんな感じです。
口紅の色…赤系
髪色…トーン6まで
髪型…シニヨン(シュシュなどのヘアアクセサリー不可)、夜会巻き、肩にかからない長さのボブ、前髪は眉毛にかからない程度
ピアス…5mm以下
ネックレス…禁止
指輪…一つまでok
ネイル…マスト。ジェルネイル、マニュキア(肌に合う自然な色、グラデーション不可)
マツエク…禁止
ディファインコンタクト…禁止
靴…黒色でプレーンなデザインのもの。0cm〜(ローファーなどでもok)
制服はこんな感じ。
JAL公式HPより引用
伝統的な日本らしさが出ている印象です。
JALのCA 制服と、身だしなみの特徴
2020年より制服が変わりますが、
(こちら→JALのCA 旧制服と新制服を徹底比較。【込められた想いに違いあり】
でまとめています)
今回は、2013年から導入された旧制服で考えてみます。
コンセプトは「視認性の高さの実現、清楚で上質なデザイン、挑戦のスピリット、コスト削減」。
注目すべきはやはり、「JAL」「鶴」「日本らしさ」を強くアピールしているところ。
海外でひとたびJALの制服を見れば、”日本だ”、と安心感を持てるようなデザインがなされています。
「統一美」を大切にし、制服や身だしなみから、おもてなしを体現しようという考えがあるようで、
制服を装えば、気分は、古き良き日本の高級旅館の女将といった感じですね。
そういった考えに伴い、シュシュなどのヘアアクセサリーは禁止で、口紅は赤推奨といった、しっかりとした規定があります。
一方で靴に関してはANAと異なりパンプスデザインでなくても良い、とのこと。
CAの健康、そして働きやすさにしっかりと配慮がなされていますね。
ANAとJALのCA 身だしなみ規定の違いをミモなりにまとめる
ANA…JALよりは厳しくない!→多様性を大切にし、外国のお客様にも受け入れてもらおうという意識あり。
JAL…やや厳しめ!→CAに統一感を持たせ、「JALブランド」を確立している。日本らしさ、を大切にしている。
さいごに
本日は、ANAとJALのCAの、制服と、身だしなみ規定の違いについてお話ししました。
身だしなみについて、
まず驚きなのが、ANAの、「マツエクok」という項目。
国内の航空会社ではなかなかない自由さかなと感じました。
時代に合った、ANAらしい、変革ですよね。
一方でJALは、1人の客として利用した場合、
統一美のある身だしなみで出迎えられると、小さなことまで気を配られているようで、
安心感、信頼感を得ることができるかな、とも思いました。
もうこれに関しては個人の好みになってきますが、
皆さまはANAとJALの制服と身だしなみ、
込められた意味を含め、
どちらに好感を持てましたでしょうか?
それまでのものとは異なり、現在の制服(JALはまもなく変わりますが)はかなり色濃く両社の考え方の違いが出ており、
興味深いなあと思い、今回文章にさせて頂きました。
あとは比較シリーズ、個人的に大好きでして。
JALは2020年からの新制服が公開されていますが、ANAは次はどのような制服になるのか
今から楽しみで仕方ありません!
ちなみに髪色に関してですが、実のところ、両社ともに明るい人たくさんいます。
皆さん、上司の評価は置いておいて、「地毛」と主張して染めていますね。
また髪型やネイルに関しても、年次が上がらなければ許されないものがあったりと、女社会らしい暗黙のルールのようなものもありまして。
またいつか記事にしたいなーと思っております。
以上です!
またお会いできますように。