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ANAとJAL CAに関する施策一覧。【新型コロナウィルス】

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こんにちは!

 

本日は、ANAJAL CAに関する施策一覧、という題でお話ししていきたいと思います。

 

少しわかりにくいのですが、

本日2020/8/21時点で、新型コロナウィルスの影響を受け、CA達になされた決定や、それらに関するニュースをANAそしてJALに分けてまとめていこう、という記事でして、

もうご存知の方が多いとは思いますが、今一度見ていきたいと思います。

 

ちょっとこれらの記事ANAに関する最近のニュースをまとめてみた。【新型コロナウィルス】

JALに関する最近のニュースをまとめてみた。【新型コロナウィルス】

と内容はかぶるのですがその点ご了承ください。

 

 

はじめに言っておきますが、

だいたいの詳細は謎です。

(ANAJALの友人に聞いてみても、「よくわからない」という返答であり)

 

 

 

ではまいりましょう!

 

 

 

 

 

ANAJAL CAに関する施策一覧

ANA

社内に対しては冷たいくらいサバサバと変えるところは変え、なんとか危機を潜り抜けようとするANA

社内の人間からしたら少しつらいところはありますが、自分がもし株主だったら文句の付け所が無いと言いますか…

そんな危機の中でも社外に向けた保身のためのアピールは絶対に怠りません。

 

 

ANA、客室乗務員6400人の一時帰休で労組と合意 コロナで減便

ANAホールディングス傘下の全日本空輸は31日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う大幅減便を受け、客室乗務員約6400人を対象に毎月1人当たり会社が指定した日に3―5日程度、一時帰休させることで労働組合側と合意したと明らかにした。

一時帰休の対象は、全日空の全社員(約1万4500人)の半分弱に相当する客室乗務員約6400人。当初はフルタイムで働く客室乗務員約5000人を対象にしていたが、日を追うごとに減便数が拡大しているため、対象者を広げた。4月から最長で1年間実施する。

今回の対応は、新型コロナ感染拡大の終息に備えて、社員の雇用は維持する措置。客室乗務員の給与は、乗務する際に支払われる「乗務手当」が給与全体の約4割を占めており、残りは基本給などで構成されている。一時帰休で給料が減った分の一部について、会社側は雇用調整助成金を活用するなどして「休業手当」を支払う方針。

新型コロナの感染は世界的に広がりをみせており、感染拡大を防ぐため、世界各国が入出国制限を相次いで実施。日本政府や各自治体が不要不急の外出を自粛するよう要請している。このため、全日空の4月の予約数は前年に比べ、国際線で8割超減っているほか、国内線は約6割落ち込んでいる。4月の減便数も、国際線が計画比で約85%減、国内線で約2割減となっている。

2020/3/31

参考URL→https://www.newsweekjapan.jp/amp/headlines/business/2020/03/269738.php?page=1

 

以前も取り上げましたこちらのニュースですが、

ミモ、ANACAから休業手当に関する文書を入手しまして、それによると、

「賃金減額分と同額を休業手当として全額補填する」との記載があるんですね。

その下にミモも現役のANACAも理解不能な算式が続くのですが、

つまり、

あくまでも推測の域を超えませんが、

ニュースの文章中にも、そして以前こちらの記事ANAとJALのCA 給料の違いを徹底予想。【どちらが儲かる?】

CAの高めな給料は各種手当てでカサ増しされているとお話ししましたが、

ANAとしてはそういったすべての手当ては払えんけど(乗務手当てとか深夜勤務手当てとかステイ手当てとか)

月に34日はスタンバイも無く休みにはなるけれど基本給+a くらいはちゃんと払いますよ、という意味だと思うんですね。

現にミモの友人のANACAは、普段のお給料が月30万のところが、3割ほどのフライトに減り20万になった、とのこと。

賃金減額分が全額補填という意味をそっくりそのまま受け取ると、これじゃされてないじゃないかということになりますが…

この書き方よくわからない…

調べたところ休業にしたところで税金諸々は変わらないようなので、メリットとしては、

急に呼ばれるかもしれないスタンバイのストレスはなくなるということになります。

 

 

ガウン裁縫のニュース

 全日本空輸(ANA/NH)などANAグループは518日、社員のボランティアによる医療用ガウンの縫製支援作業の様子を報道関係者に公開した。奈良県の縫製会社「ヴァレイ」が厚生労働省から受託した10万着のガウン製作のうち、5万着分の作業を手伝う。生地の裁断や検品など1着あたり製作工程の約3割をANAグループが担当し、6月末まで1日最大30人程度の社員が作業にあたる。

ボランティアはANAグループ社内で募集し、約800人の応募があった。パイロットや客室乗務員、運航支援者など職種や性別を問わず120人が選ばれた。プロジェクトを担当するANA企画部企画室の村田加奈子さんは、「医療用ガウンが不足している中、何か支援ができないかと社員から声が上がりました」と話し、部署などのバランスを見ながら抽選で人選を進めたという。

 今回の作業はガウン本体の縫製を手伝うのではなく、ヴァレイ側で人手の確保が難しい検品などを担う。首や腰回りを結ぶガウンの「ひも」の縫製や、「そで」に使う生地の裁断、ヴァレイの職人が縫製を終えたガウンの汚れや破れ、ほつれなどの検品作業、検品を終えた完成品をたたみ、段ボールに箱詰めして出荷準備する作業を担当している。こうした作業分担により、ヴァレイの職人が高度なミシンがけなど専門領域の仕事に特化できるという。

初日の18日は30人が参加し、検品したガウンは150着だった。ボランティア参加は、1人あたり数日を予定している。

 また、医療用フェイスガードの製作にも協力。大田区でカーボン製品を扱う企業「トライキッツ」が同区などから要請を受けて製作するフェイスガード約10万個のうち、約3000個の組立作業について一部をANAグループが担当し、1日あたり約30人いるボランティアのうち4人程度が18日から21日までフェイスガード作りを手伝う。

2020/5/18

参考URL→https://www.aviationwire.jp/archives/202717

 

これはそうですね。

前回の記事でもお伝えしましたが、社外へ向けたアピールが得意なANAさんらしい、と言いますか、

ちょっとこれ以上は言いませんが…

ANAのどの友人に聞いてみても、「参加人数が少なく、周りにはやっている人がいなくて詳細は謎」とのことです。

 

 

 

JAL

一方のJAL

ANAとは少々動きが違います。

財政状況にもよると思うのですが、

見栄えや効率性を重視し社外への熱量が大きいANAに比べ、

社内に力を注ぎ、手元のお金はCAの教育へ使い、周りが不安になるほどに本質ばかりを突き詰めていくJALの姿が見て取れます。

 

 

JAL ZOOMでファーストクラスCA教育 サービスレベルをブラッシュアップ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、航空会社でもテレワークの導入が進んでいる。日本航空(JAL/JL9201)では、7000人にのぼる客室乗務員が今後求められるサービスが何かを改めて考え、必要なスキルを磨いていく「テレワーク教育」を4月から受講している。全員が所持するタブレット端末「iPad mini 5」を使って自習教材に取り組んだり、JALが全社的に使用しているビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」も取り入れている。

 JALの客室乗務員は、国内線や国際線に乗務したり、国際線のファーストクラスを担当する際に必要な社内資格を取得する訓練を受けるほか、サービスレベルを向上していくための教育を受講している。JAL客室本部 客室品質企画部の岡部有里マネジャーによると、新型コロナウイルスの影響で現在も国際線に乗務する資格を新たに取得するための訓練は止まっているが、すでに乗務している客室乗務員のサービス能力向上を目的としたブラッシュアップ教育は、Zoomを活用して5月のゴールデンウイーク明けから実施しているという。

 ブラッシュアップ教育は、これまでは羽田空港の訓練施設にある客室モックアップで、ファーストクラス担当者向けは約24人の受講生を対象に実施してきた。オンライン教育では、Zoomを使って約16人が参加。ファシリテーターは2人で、実際の運航便では客室の責任者を務める「先任客室乗務員」の資格を持つマネジャー職者と、ブラッシュアップ教育を半年から1年程前に受講した若手の客室乗務員が担当する。

白いジャケットを着用した先任客室乗務員のファシリテーターがノートパソコンやiPadのカメラに向けてサービスの手本を示し、Zoomで参加する受講生には乗客にどのような声がけをするかをファシリテーターが問いかけていく。サポート役となる若手の客室乗務員も受講生に代わってモックアップ内で実演し、どういうサービスの仕方が良いかといった意見を受講生に問いかける。

 ファーストクラスのオンライン教育は1日で完結するもので、受講時間は午前9時から休憩を挟んで午後530分まで。朝はリーダーシップやファーストクラスの付加価値などを学び、昼から夕方にかけてファシリテーターがモックアップでサービスの仕方を伝授するロールプレイなどが行われる。

 新人向けや国際線移行者向け、ファーストクラス資格保持者向けの3つのブラッシュアップ教育は、今年度は1800人の受講を予定しており、開講したゴールデンウイーク明けから6月末までで3つの講座合わせて650人が終える見通し。

 岡部さんによると、来年度はZoomをどのように活用するかはまだ決まっていないが、「自分の表情や同僚の表情を見ることができます。Zoom導入の効果をアンケートで知ることもあります」と、モックアップでの対面教育とは違ったメリットがあるという。

新型コロナウイルス収束後も航空需要の見通しは不透明だが、激化する競争に備えた準備が進んでいる。

2020/6/17

参考URL→https://www.aviationwire.jp/archives/204689

 

面白いですね、これ。

ミモが訓練で1番嫌いだったロールプレイは、受講生ではなくファシリテーターがやるのみ、ということでしょうか、

いいなあ

個人的にANAが話し合いや反省会が好きな一方、JALは訓練大好きなイメージが強いので、

この状況であっても訓練をしっかりとやっていく心意気が、なんともJALらしいです。

また文前半に、「国際線の乗務資格取得訓練は止まっている」との記載がありますので、

目前にされていたCA達は、今つらいですよね

 

 

JALCA 目の表情から察して接客

機内サービスをする上で、大きく変わったのが乗客と客室乗務員双方がマスクを着用していることだ。これまでは乗客の表情全体から意図をくんでサービスしていたのが、「目の表情から察するようにして、目も笑うように心掛けています」(武内さん)と変化を話してくれた。機内サービスを簡略化しなければならない状況について、乗客からクレームはないといい、ねぎらわれることもあるそうだ。

 かつてJALの新人客室乗務員によるハンドベルチーム「ベルスター」を取材した際、アイコンタクトの重要性を指摘していたメンバーが何人もいたが、乗客が目で何を訴えかけているのかを感じ取ることや、マスクにより客室乗務員の表情が限られる中で、乗客が安心する雰囲気を創り出す上で目の役割は大きいようだ。

 そして、客室乗務員と乗客との距離も自然と以前より離れる傾向があるという。表情から察しにくくなったことに加えて、距離によりコミュニケーションを取りにくくなる中、乗客の意をくむことが多いという。これは同乗していたほかの客室乗務員たちも指摘していたことで、手荷物収納棚に荷物をしまう際も、自分で棚に上げる人が増えたという。

新型コロナの影響でこまめな消毒が推奨されたことで、武内さんたちはこれまで以上に身だしなみや機内の清潔さに気を配っているという。巡航中はラバトリー(化粧室)のドアを除菌したり、ギャレーの作業スペースもこまめに除菌シートで拭いていた。機内販売で使うクレジットカード決済端末も、暗証番号は乗客が使用するごとに除菌している。ファーストクラスで提供する機内食も、メインディッシュを温めてから再びフタをして乗客に提供するように変わった。

 客室乗務員を呼び出すコールボタンも、押される機会がめっきり減ったそうだ。

2020/7/9

参考URL→https://www.aviationwire.jp/archives/206269

 

これまたJALらしい

以前こちらの記事ANAとJALのCA 制服と、身だしなみ規定を徹底比較。【どちらが厳しい?】

でミモがJALの接客のイメージを旅館の古き良き女将と表現しましたが、

日本らしい、細やかな点からおもてなしの心を伝えていこうというJALの考え(悪く言えば多くの外国の方向けでは無い)が集約されたニュースになります。

この目の表情から察する“、”目も笑うようといった指導は、きっとこのニュースに出ていらっしゃるCAの方だけではなく、社内全体で言われていると予想します。

…ANAもだとは思いますが。

そしてそれ以外の文章もとても大事ですね。

“CA”という職業の在り方が変わりつつある中、今後採用が開始された場合、どのように自分と結びつけていくか、CAを目指される方は時間をかけて考えていく必要があるかもしれません。

 

 

客室乗務員を地方に配転

日本航空(JAL)は4日、新型コロナウイルスの感染拡大で業務が減った客室乗務員を地方の拠点に配置転換する方針を明らかにした。観光振興などの業務に20人程度を充てる。国内外の路線の大幅な減便で客室乗務員の乗務回数は平常時の5割程度に減っており、人手が必要な部署に人材を再分配する。

まず札幌と福岡に計5人を配属した。任期は2を想定する。地域活性化を担当する本社機能の一部を、サテライトオフィスとして地方に展開する。8月以降、希望者を順次配置する。

休暇先で働く「ワーケーション」など新しい観光商品の開発を担い、交流人口の拡大につなげる。また各地の特産品に関する知識を生かし、農産物を使った商品のデザインや味付けについても助言する。今後、東北や中部、関西、四国にも展開していく。

JALによると、国際線の旅客数は20213月時点でも前年同月の6割に届かない見通しだ。コロナ前の水準に戻るには12年かかるとみており、人材の余剰解消が急務になっている。

2020/8/4

参考URL→https://r.nikkei.com/article/DGXMZO62283540U0A800C2TJ1000?s=4

 

これはちょっと個人的に恐ろしいニュースと感じたのですが、

皆さまいかがでしょうか。

いろいろな意見があるとは思いますが

地方にご実家があるCAや、彼氏が地元にいる、なんてCAにとっては素晴らしいシステムだとは思いますが、

CAをやっている人間って、とにかく飛行機に乗っていたいんですよね。

ちょっと地上の訓練が続いただけで辟易するような人間ばかりなので、、、

これに関してJALの友人からはやはり情報が入ってきておりませんので、是非続報をお待ち頂ければと思います。

 

 

 

 

 

さいごに

本日は、ANAJAL CAに関する施策一覧、という題でお話ししました。

 

こんな感じで両社ともにいろいろともがきながら、

危機を脱しようと奮闘しています。

 

これまでの状況によっても今できることは違ってきますし、

そして今行われた決定がこれからどういう結果に繋がっていくかなんて誰もわかりません。

なのでどちらの動きが正解、なんてことはないとは思うのですが、

特にJALの施策、

個人的にとてもJALっぽくて面白くて好きです。

 

 

 

 

 

以上です!

ご質問ありがとうございます。

頂いたものはすべて必ずこちらのブログでお答えしますので少しお時間ください。

 

またお会いできますように。




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-CA

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ミモ
大手日系客室乗務員を約5年間勤め、国際線、ファーストクラスを中心に担当。新卒採用の現場経験あり。

現在はイギリス在住、0歳の子がいます。

instagram→mim_otravel