こんにちは!
本日は、ANAとJALのCAの、フライト以外の活動を徹底比較していきたいと思います。
フライト以外なんてあるの?
と思われる方が多いと思いますが、
たとえばわかりやすいところで言うと、制服を着ながらの広報、とかですね。
よくSNSで目にするような、その航空会社を象徴するようなアレです。
その多くは有志ですが、仕事ぶりを見られ選ばれる場合もあり、
経験できれば大きなやりがいがあったりと、
現役CAの中でも、わりと憧れでもありますのでミモとしても気になるところ。
ではまいりましょう!
ANAとJALのCA フライト以外の活動を徹底比較。
主にANAは公式HPの「what’s up ANA」、ANA、JALともに「CSR」、そしてTwitterから気になったものを4つずつピックアップいたしました。
ANA
「ANA Blue Academy」
ANAグループによる体験型次世代教育プログラムで、
ANAグループのパイロット・客室乗務員・整備士・グランドスタッフ・グランドハンドリングスタッフが講師を務め、仕事の魅力や社員の想いを仕事体験を通し伝えることで、
参加者は「夢をもつこと」「夢に向かって努力し続けること」の大切さを体感したり、
NPO法人日本ブラインドサッカー協会との共同で開発したプログラムを通じ、障がいへの理解を深めながら、
「声を出す」「相手の立場を考える」ことの有効性を体感し、コミュニケーションの大切さを学ぶことができる、というもの。
ANAを代表し、夢見る子供達に向け、いろいろなことを伝える大切なお仕事です。
お子様と触れ合うことが好きな方などが参加すれば、大きなやりがいがありそうですね。
「CA’s note」
こちらはANAの公式HP内にある一つのコーナーで、8人のCAさんがビューティ&テクニック、旅行&街歩き、グルメ、ランニングの4カテゴリーに沿って毎月耳より情報を対談形式やブログ形式で紹介しているもので、
「海外のドラッグストアで買うべきおすすめアイテム」とか、「CAお墨付き!外れナシの手土産(海外編)」など、
これから旅行に行かれる方が読むと為になる情報が詰まったものや、
「スーツケースの中身大公開!CAが教えるとっておきパッキング術」など、CAという職業に興味がある方に向け考えられているものなど、
もはやCAYouTuberがやりそうな内容を会社をあげて発信してらっしゃり、ANAの企業としての柔軟性が垣間見える、とても興味深いコーナーとなっています。
これ、選ばれてみたいものですね、楽しそう。任期は1年のようですが、8名、ということなのでCAの中でもかなり選ばれし者、と予想されます。
「ANA OMOTENASHIの達人コンテスト」
ANAの訓練施設「ANA Blue Base」で毎年開催されているこちらのコンテストは、
客室乗務員が日頃培ったOMOTENASHIスキルを競い合うもので、
お客様役を4名設定し、機内サービスを実施し審査されるそう。
日頃の接客スキルを披露して競うだけでなく、サービス品質向上への意識をANAグループ客室部門全体として高めること、そしてお互いの強みを認め合う人財の成長を目的としてる模様。
こういったコンテスト的なものは、JALではグランドスタッフ向けにしか存在しないので、ANAならではですね。
それにしても訓練施設で皆の前で機内サービスなんて…ミモは無理です…緊張する。
「ANAそらぱす教室」
こちらは特別支援学校に通う中学生・高校生の皆さまを対象とした搭乗支援プログラムで、
修学旅行などで飛行機をご利用頂く前に、搭乗手続きから保安検査・機内への搭乗・着席・降機の一連の流れを事前に体験できるよう、ANAグループ社員が講師を務める出張型搭乗支援教室。
これ、とても素晴らしいことですよね。
ミモも何度も特別支援学校のお客様をお乗せしたことがありますが、生徒さんはもちろん、先生方も多くの不安を抱えながらの搭乗なので、大変緊張されており…
前もってこういった形で体験できると、そのストレスもいくらか減ることとなり、飛行機の旅をより楽しめるようになりそうですよね。
これまた経験できれば、大きなやりがいがありそうです。
JAL
一方のJALはこんな感じ。
「ベルスター」
1995年に結成されたこちらベルスターは、
毎年クリスマスの時期などに、コンサートを行なっている有志のグループで、
時にパイロット有志によるコーラスグループ「JAL空飛ぶ合唱団」、そして客室乗務員による手話チーム「手話べりサロン(しゅわべりさろん)」とコラボすることも。
メンバーはわりと若手で構成されており、全員がピアノや管楽器、ハンドベル演奏の経験者だそう。
毎年ではないようですが、上の写真のように、歴代のJALの制服を着用して演奏することもあるようで、華やかでとても素敵です。
ミモは実際に聞いたことがないのですが、
一度は見てみたいですね。
「JAL jets」
こちらは30年以上続くJALのチアダンスチームで、
チアダンスを通してJALをPRする活動をしており、
2019年4月27・28日に幕張メッセで開催された、ニコニコ超会議2019や、
成田国際空港で東京(成田)ーバンクーバー線の50周年記念セレモニー、今年3月にハワイで行われた第25回ホノルルフェスティバル2019のダンスコンベンションに出演したりと、
1年を通じて3~4回大きなステージに立っているようです。
ミモの知り合いにJALjetsに所属していた友人がいるのですが、フライトの合間をぬっての練習がめちゃたいへんだった、と言っていたのはここだけの話。
YouTubeやニコニコ動画でもダンス動画を公開していますので是非。
「ニッポンの“おいしい”と“パワー”を満喫 Beef or Fish?」
こちらJALの公式HP内、on trip JALの一つのコーナーで、
地方出身のCAが地元を取材し、その魅力を発信するというもの。
毎回どこかの都道府県がテーマとなり、旅番組を見ているかのように読めるもの。
JALはこちらだけでなく「都道府県ご当地シール」なるもの(フライト中CAそれぞれが縁のあるオリジナルシールを所持しており希望するお客様に差し上げる)もあるので、
地方の魅力を発信したい、という意識が垣間見えますね。
取材と言いつつ旅ができるなんて、JALのCAになったら是非ともこのメンバーに選ばれたいところです。
「JAL折り紙ヒコーキ教室」
JALらしいですね、こちら。
折り紙ヒコーキ協会の指導のもと、社内に約1,600名の認定指導員を養成し、国内・海外の各地を訪問し、ボランティアで、「折り紙ヒコーキ教室」を開催したり、
子どもたちが元気になることによる復興を願って、災害被災地に赴くこともある模様。
折り紙ヒコーキの折り方や飛ばし方を指導し、親子や友達どうしでコミュニケーションをはかりながら、日本の伝統文化の折り紙ヒコーキの楽しさを伝えているそう。
JALの大切にする“日本らしさ”を通して人々とつながろう、という試みですね。
とてもやりがいがありそうです。
違いをミモなりにまとめます
ANA→多くの方に「ANA」という会社を知ってもらうためのレクチャー系活動多め!
CA’noteは時代にあった発信内容!
JAL→ANAに比べわりと華やかな仕事あり!
折り紙教室では日本文化を、on trip JALでは地方の魅力をCAが発信!
さいごに
本日は、ANAとJALのCAの、フライト以外の仕事についてお話ししました。
冒頭で述べた広報や、
あとは初日の出フライトや七夕イベントもCAが担う大切な仕事なのですが、
ANAもJALも同じようなことをやっておりましたのでとばしております。
が、楽しそうなので是非ググってみてください。
といったように、CAは単調なフライトばかりしているわけではなく、時たまこういったイベント的な、地上勤務的な仕事も割り当てられることがしばしばあり、
気分転換にもなって良いもので。
(ときどき、そんなの面倒、というクールなCAもいますが)
どうやったら選ばれるの?って感じだとは思いますが、とりあえず目の前の仕事を完璧にして良い子でいれば、かけられた募集に応募すれば皆にチャンスがあるかと思います。
なのでこういったものの違いかなんかで目指す航空会社を決めたり、
たとえばJALに入りたくて選ぶ部活に悩んでいたら、高校で吹奏楽部に入ってみるとかもいいかもしれませんね。
以上です!
ミモも給付金貰えるらしいけれど、3年かかるらしい。
またお会いできますように。