こんにちは!
本日は、ミモがCAという職業を選んだ理由、について初心に立ちかえり、お話ししていきたいと思います。
いろいろ書いてきたけど、
なぜかこの題について書いていませんでした。
これらの理由→CAを5年間続けた私が辞めた7つの理由。【ぶっちゃけ】
で5年間のCA生活から身を引いたミモですが、
CAにはなにがあってもなりたくて、そしてなった後も、とても多くの経験をさせていただいた、私とってとても大切な職業です。
ではなぜそもそもCAになりたいと考えたのか、
その理由について書いていきたいと思います。
ではまいりましょう!
私がCAという職業を選んだ理由
初心に立ち返ってみたところ、
その理由は邪な想いと、誠実な想いの2つから構成されていると判明しましたので、
大きく2つに分けお話ししていきたいと思います。
邪な想い
①数ある職業の中でも華型感ある
学生時代、将来どんな仕事に就こう、と考えたとき、どうしても「人生一度きりだから、周りから憧れられるような仕事がいい!」としか考えることしかできなかった私。
両親に相談した際も、
「学園祭で、準備期間と、当日の裏方と、当日の客の呼び込み」どれが1番好きなの?と諭され、完全に当日の客の呼び込みだったため、「あ、私は現場で生きるんだ」と思っていました。
(ちょっと謎な問いかけですが、準備期間→コツコツ研究系、当日の裏方→縁の下の力持ち的なデスクワーク、当日の客の呼び込み→接客業とか営業とかの現場向き、ということらしい)
という理由から銀行や一般職やらすっとばし、就職人気ランキングの中でも1番華型感のあるCAになりたい、と考えました。
②可愛い制服着たい
幼い頃から、航空会社のいわば顔であるCAの身に纏う制服に憧れがあったミモ。
エミレーツ航空が1番のお気に入りですが、ANAやJALも親近感があり、着てみたくて仕方ありませんでした。
憧れていた理由としては、
ドラマ(グッドラック、アテンションプリーズ、ハッピーフライト)を見たこと、旅行で利用した飛行機のCAさんがとても素敵だったこと、
まあそんなような理由で、
CAの制服を着れば素敵な女性になれ、可愛くなれるんじゃないか、とか本気で思ってたんですね。(実際初期訓練後着てみたところひどく似合わず。その後業務に慣れてきた頃やっとそれらしくなってきました)
③いろんな国に行きたい
海外旅行が大好きなミモは、大学在学中30カ国くらいを趣味でまわりました。
それでも飽きたらず、
将来を考えたとき、「仕事をしながら海外に行けるなんて一石二鳥」とCAという職業になんとも安易に感動し…
実際はそんなに甘くはなく…
こちらの記事→ANAとJALのCAは、ステイ先でどのくらい遊べるのか。【国際線の中距離路線のばあい】
でもお話ししますが、ステイ時間を満喫するには強靭な体力が必要で…
ならば就航地の多い中東系エアラインに行けばよかったじゃない、とお考えになる方がいらっしゃるかと思いますが、
当時のTOEICスコアは650…悲しいことに日系しか道はありませんでした。
④モテそう
かなり邪ですがこちら。
ミモの両親の友人やら友人のお姉さまやら、
知り合いのCAをされていた方は皆、
日々身のこなしや言葉遣いを指導されてるものだから、ほんとーに女性として素敵で、
「自分が男性だったら、こういう女性と付き合いたいな」とずいぶん子供の頃から思っていました。
合コンでの市場価値を聞くよりも前から、“モテるだろうな“という確信があり、
私もどうにかその一員に!と思ってたんですね。
実際はというと、モテるかどうかなんて人によります。
⑤デスクワークやだ
上述しましたが、
ミモは昔からたんたんと机に向かって作業を進めることが苦手で、人と比べ活動的な方でした。
アルバイトも家庭教師より野球場でビール配っていた方が性に合うということで接客業ばかりでしたし、コツコツ勉強も苦手。
じっとしていられないんですね。
そういった自分の性質を考えたとき、いくら生きる為にお金が必要だからといってがまんしてデスクワークをし続けることは困難に思え、
ならば体もしぼられるし一石二鳥でしょう、とCAという職業を目指すこととなりました。
⑥週5働くのきつい
小中高と週5の授業に耐えられず、
大学生になると、授業を週3〜4で組み、それもこの日は1限目から、この日は3限目から、など、時間をバラバラに組んでいた私。
そういった4年間を過ごす中で、
とても自分に甘いですが、社会人になってまた週5で働くことが想像できず、
CAという職種ですと、週5勤務なんて稀であり、“毎朝7時起きなど、生活に一定のリズムがあること“が苦手な私にとって、ぴったりな職業と感じました。
⑦わりと良いお給料を貰えそう
CAという職業は(今後どうなるかわかりませんが)、
月々の手取りをパッと見ると同世代より良いお給料を貰えているとこちらの記事→ANAとJALのCA 給料の違いを徹底予想。【どちらが儲かる?】
でもお話ししていますが、
就職活動時のミモもその情報を得て、さらにCAになりたい、と強く思ったものです。
実際はどうかというと、個人的にですが、
銀行やメーカーの一般職よりは貰えるけれど、総合職でバリバリ働いている女子よりは貰えず、ボーナスの高い商社の一般職と同じくらい、
といった感じがします。
(CAはボーナスがかなり少ない)
誠実な想い
⑧人を笑顔にすることが好き
接客が好き、と上述しましたが、
そういったアルバイトを通して、としても、あるいは家族や友人と居る時も、「人を笑顔にすることが好き」という想いが自分の根底にあり、
社会人としてお給料をもらいながらも、一人でも多くのお客様を笑顔にしたい、とつねに思っていました。
人って嬉しいことを誰かにされる、言われると、
またそれを違う誰かに伝えたくなるじゃないですか。
そういう気持ちって伝染していくものなので、そのきっかけになりたい、とか面接で言った記憶があります。
⑨飛行機を利用するたくさんの人の支えになりたい
高校生の時友人と、はじめて子供だけで飛行機を利用した時(ただの海外旅行ですが)、
とても心細く、先行きが不安で、右も左もわからず…
といった中、CAさんとほんのちょっと会話するだけで安心し、その存在の偉大さに感動した経験があります。
その時のミモのように、飛行機っていろんな感情を持った十人十色のお客様がいらっしゃって、
大金払って長距離を飛行機で移動するということはそれなりに大きな理由があるもので、悲しみだったり焦りだったり、
これからディズニーランドに向かわれる方のように、その感情はポジティブなものだけではない。
長い時間、外ととざされる公共交通機関って他にあまりなく、だからこそプロフェッショナルなCAとしての支えが必要だ!
とCAという職業にやりがいを感じました。
⑩CAとして働いている人達の人柄に惹かれた
という風にCAっていいなあ、と漠然と意識しているうちに、
CAとして働かれている方、経験がある方とたまたまお会いする機会がOG訪問を含め増え、
またその誰もが今までに会ったことないような魅力のある方ばかりで。
(実際はそういった方ではないやばい人もいるのですが…
OG訪問に無償で協力してくれるような方は女神のような優しさを持つので…)
さらにこのような女性になりたい、一緒に働きたい、と強く思うようになりました。
ESや面接では
もちろん溢れ出してしまいそうな①〜⑦の想いを抑えつつ、⑧、⑨、⑩のみを面接官にお伝えしましたよ。
入社後〜退社
CAとして働く中で、すべての想いを叶えられた気がします。
ですのでとてもとても嬉しかったですし、
びっくりするくらい充実した5年間でした。
ただその中でやはり、入社前に見えていなかった(あるいは見えていてもこれらの想いが勝つと思っていた)「CAのしんどさ」というものに直面し、
そして年齢を重ねることで変化していく自分と、自分を取り巻く環境に、一生連れ添っていく職業としてそぐわないなーと思うに至り、退職をしました。
それはもうしようがないことで、
いろいろな転機がなければ今でもCAを続けていたとも思う自分もいます。
さいごに
本日は、ミモがCAという職業を選んだ理由10個、についてお話ししていきました。
ここ最近、航空業界を目指されている方にとってほんとうに辛いニュースが続き、
「私だったらどうするかなあ」
とか
「こうあるべき」、「こうするべき」
とかいろいろ考えたのですが、
答えを一つに絞れず、またそのどれも一つの道なので、どれに反対ともなく意見を言える立場でもなく、、、
とりあえず初心に立ち返ってみました。
なつかしい。
そして先日お手紙をくださった方へ。
とてもとても心温まるメッセージをどうもありがとうございます。
スクショしまくりました。
文面からわかる優しいお人柄と、それを伝えてくださる行動力、寄り添ってくださる思慮深さ、そしてとても時間をかけてお気持ちを言葉にしてくださったのだと感じ、
また感動しました。
ここでブログ記事とともに、お返事をさせていただきます。
そして、
その研修生は、きっとお手紙が宝物になったことと思います!
ミモも現役時代お客様から御礼のお手紙をいただいたことがありますが、その時は皆の前でその手紙とともに表彰され、(こわい大先輩からも褒めていただき)その後のフライトのモチベーションにもつながり、
さらには今でも宝物になっています。
もうほんとうに、そのCAにとって、いやCAを辞めた後でも彼女の生きる原動力になっています、絶対。
上述しましたが、そうやって私も、ポジティブな気持ちを誰かに分け与えられる人間でありたいと思います、本当に、尊敬です。
大変な状況が続いていますが、帰国されたのちもお体を大切にご自愛ください。
そしてミモもイギリスに帰ることになったら海外生活頑張ります!
以上です!
またお会いできますように。