こんにちは!
本日は、日系CAのフライト時の荷物の中身、についてお話ししていきたいと思います。
以前こちら→いただいた質問に答えます。【マシュマロ⑤】
でちらっと触れましたご相談の一つにお応えする記事となります。
設定は2泊4日のニューヨークフライトとし、
CAの持つスーツケース、そしてロンシャンの中身について解説していきます。
中にはCAならではの、「なにそれ?」といった必需品もありますよ。
厳密に言うとミモはもう“現役“ではないので申し訳ないのですが、去年までちゃんと飛んでおりましたのでその辺は甘くみていただけると嬉しいです。
ではまいりましょう!
日系CAの、フライト時の荷物の中身を大公開
イラストにしました。
まずこちら、スーツケースの中身。
次はこちら、ロンシャンの中身。
これらを詳しく見ていきます。
(特筆すべきアイテムに下線をひいています)
日系CAのスーツケースの中身
フライト中にとくに必要にならないもの(ステイ先のホテルで必要になるもの)を詰めていますよ。
1、メディキュット
2、長袖のパジャマ
3、下着やストッキング、靴下
4、お風呂で必要なもの(シャンプー類、洗顔料など)
5、化粧品(化粧水、乳液、美容液、オールインワンパック、クレンジングウォーターなど)
6、食べ物(パン、どん兵衛、缶詰類、お菓子など)
7、カトラリー(箸、フォーク、スプーン)
8、コテ
9、靴磨きセット(汚れを取る専用布、靴クリーム)
10、ネイルセット
11、ユニクロのウルトラライトダウン
12、私服(リラックス系と、綺麗目の2つ)
13、スニーカー
14、綺麗目なパンプス
15、ジムウェア類
16、マッサージローラー
17、サングラス
18、スリッパ
19、水2ℓ
…わりと普通ですが、
マッサージローラー(16)やメディキュット(1)は、とくに長いフライトだと次の日の足の浮腫がひどいので、多くのCAが愛用しており、
靴磨きセット(9)は少数派かもしれませんが、
足元まで綺麗に、と指導があるのでフライト前日に磨きたく、個人的に必需品となっていました。
ニューヨークフライトはANAでもJALでもかなりヘビーな方のフライトなのでホテルの部屋に着いた頃にはボロボロ、化粧水を浸透させる気力もありませんのでオールインワンパック(5)が必須でした。
クレンジングウォーター(5)は、ニューヨークではそこまで必要ではありませんでしたが、たとえばインドネシアやインドなどでは水質が良くなく、肌へのダメージが大きいので、洗顔の代わりにこちらを使用していましたね。
ちなみに設定がニューヨークなので紫外線を考えサングラス(17)を、2日ホテルに滞在するのでジムウェア(15)を入れていますが、
それがたとえばホノルルだと、ヨガマットや水着を入れてみたり、寒い国でしたらガチなダウンジャケットを入れたりなどしますよ。
日系CAのロンシャンの中身
こちらはうってかわって、フライト中に必要になるものを詰めています。
CAがよく持っているロンシャンの種類についてはこちら→CAの持つロンシャンの種類を徹底分析。【現役CAの持ち物】
をご覧ください。
1、貸与品(ID、iPad、バッジ類など)
2、パスポート
3、メイク道具
4、常備薬
5、筆箱
6、フライトに必要な書類
7、あんちょこ
8、食べ物(クッキーやミンティアなど軽くつまめるもの)
9、手提げミニバッグ(音の鳴らない目覚まし時計、カーディガン、替えのコンタクト、ポケットティシュ、保湿オイル、ハンドクリーム、鏡、クシ、ヘアスプレー、ヘアピン、予備のストッキング、予備のアシアナネット、歯ブラシセット)
10、充電バッテリー
11、長い充電コード
12、お守り、厄除け
13、メガネ
14、腕時計(ダブルフェイスと普通タイプ合わせて2個)
…こんな感じですね。
お守り、厄除け(12)は人によりますが、なにかしらは持っているCAが多い気がします。
だいたい作り話ですが、ホテルによってはいろんな噂があって気休め程度に持っていたり、フライトを無事に終えれるよう友人にもらったものだったり。
あとはどうしても国際線ですと、こちらの記事→CAの秘密の休憩室についてこっそりお教えします。【お客様は絶対に入れない?】
で解説しているとおり、フライト中ベッドで2〜3時間横になる時間があるので、髪型やメイクを直すアイテムや、目覚まし時計(9)も必要になってきます。
(ミモはそれらを持ち運びがしやすいようミニバッグにまとめ、それをそのままロンシャンの中に入れていた)
なのでいつも重くてパンパン。
肩こりがひどいのなんのって。
ちなみに制服の取り扱いですが航空会社によってさまざまで、
自宅で洗えるタイプ→毎回持ち帰り、通勤は上記のスーツケース+ロンシャン+制服を入れたバッグとなる場合もあれば、
社内にあるクリーニング部署で洗ってもらうタイプ→通勤は上記の荷物のみで、制服はフライト前に会社で受け取って着る場合がありますよ。
CAはこんな荷物を出勤のたびに持ち歩いているのか?
答えとしては、半分のCAはつねに持ち歩き、
半分のCAは、フライト後は、宅配サービスを利用し自宅に配送してもらっている、という感じでしょうか。
ANAもJALも、CA達はいつでも、“宅配サービス“を自由に使うことができます。
自宅から空港への集荷サービス(ミモの記憶では確かありました、でもフライト前日に家で集荷スタッフを待たなくてはいけないし、荷物の中のアイテムで前日に使うものもあるので一度も使わなかった)、
加えて空港から自宅への配達サービスが利用可能なので、
長距離のフライトを飛んでヘトヘトな時にはそのサービスを利用しスーツケースを預け、
帰りのバスはロンシャンのみで帰ることができたり。
ただこれも、お土産を買った場合や洗いたい衣服がたくさんある場合その日に洗いたい!
というCAも多くおり、
ミモも、なんだかんだ手で引いて帰る場合の方が多かった気がします。
またもちろん羽田にも成田にも個人ロッカーがあるので、
羽田に帰るフライト→次の日も羽田発のフライト
であれば、スーツケースをロッカーに置いておくことも可能です。
ただたとえば具合が急に悪くなってしまい次の日のフライトを休んだ場合、そのまた次のフライトは成田発だ、
羽田に取りに行かなきゃ、なんてことになったりもするので…
滅多にないですが最悪の場合、スケジュールチェンジで急にフライトが変わる場合もあるので…
スーツケースが家に何個もある!
という方はなんとかなるのでいいと思いますが、よく考えて行う必要があるかな、と思います。
さいごに
本日は、日系CAの、フライト時の荷物の中身についてお話ししました。
どの職種の方もこういった、らしいアイテムというのがあると思いますが、CAはこんな感じです。
旅人+接客業、という感じの内容品になっていますね。
ご紹介した“音の鳴らない目覚まし時計“など、アイテムの詳細はまた別記事であげますので少しお待ち下さい。
以上です!
イギリスへ帰ることが決まり、今後2週間ほど更新が少しスローペースになりそうです。
またその際JALのビジネスクラスを利用して帰るのですが、なにか「こういう点をレポしてほしい!写真を撮ってきてほしい!」などあればお気軽にご相談ください。
またお会いできますように。