こんにちは!
本日は、ドラマ「やまとなでしこ」を見て気づいた、今ではありえないシーンについてお話ししていきたいと思います。
「やまとなでしこ」は、
2000年に放送された月9ドラマで、
作中では松嶋菜々子さんがキャビンアテンダントを演じていらっしゃいますが、
昨日特別編が再放送されておりまして、
実はミモ、はじめてくらいに観たのですが、とても面白かった…!
そんなドラマの中で
いやこれは今じゃありえないな、こんな時代もあったのね、と、良い意味でも悪い意味でも元CAとして気づいた点がいくつかありましたので、本記事でお話ししていきたいと思います。
ではまいりましょう!
「やまとなでしこ」の、今ではありえないシーン。
カウントダウンLIVE LIVEと並行して見ていたので記憶が曖昧なところがございますがその点ご了承ください。
1、ファーストクラスのシートが全然違う
まずはこちらです。
なんとも新幹線の座席みたいに見えてしまいますが皆さまどう感じられたでしょうか。
とはいえ当時(2000年頃)は今と比べ、海外旅行に気軽になんて行けない時代。
飛行機に乗ることでさえステータス、ましてやファーストクラスなんて神様が乗るような座席だったに違いないわけですから、
このお座席でも相当なお値段がしたにちがいありません。
ちなみに現在の座席はこちらの記事→ANAとJALのCA 国際線ファーストクラスのサービスの違いを徹底比較。【憧れ】
でもご紹介しています。
フカフカで、ベッドにもなります。
この座席でニューヨークまで片道12時間とか、けっこうしんどいですよね…
そう思うと今は、ほんとうに良い時代になりました。
2、制服着て歩きながら友人と電話なんてできない
画質が絶望的で申し訳ないです。
シーンとしては日本到着後、空港内で桜子が制服のままキャリーを引き、留守電をチェック、そのまま通話をし合コンの誘いを受ける、といった場面なのですが…
こんなことをもし日系のCAがしようものなら、
お客様が見ている前で通話なんてはしたない、と大先輩から、あるいはお客様からお叱りの言葉をいただいてしまうので…
絶対にありえないシーンとなります。
…電話くらい、いいじゃないですかね。
3、訓練はこんなフカフカのソファでやらない
これはおそらく撮影場所のチョイスによりこういった寛ぎスペース的な場所で訓練の様子を描いているのだとは思いますが、
とにかく、CA達が行う訓練はこんなフカフカのソファでは行いません。
ドラマ「アテンションプリーズ」の訓練シーンの方がリアルでして、大学の小教室的なところで、固めのイスで行います。
ソファの様相から、リッチな時代背景が垣間見えますね。
4、フライト前の集合時にコーヒーのサービスなんてない
こちら、ロンドンフライト前の会社集合時のシーンですが、
席に着く前に、おそらく後輩のCAらしき人に「コーヒーお願い」と言いフカフカのソファにつく桜子ご一行。
おしゃべりに興じていると、シーン途中で桜子達のテーブル前にコーヒーがサーブされます。
(2枚目の、膝をついている2人が持ってくる)
上下関係が厳しいと巷で言われているCAの世界ですが、さすがにこのように、先輩に言われるがままにコーヒーをお持ちするなんてことはありません。
どんなにこわい先輩であっても、会社内の自販機で自分で買って飲みますのでご安心を。
5、シャンパンボトルをこのように持つと大先輩に注意される
細かいですがこちらの桜子のシャンパンボトルの持ち方。
航空会社にもよるようですが、ミモの訓練時代、NGとされていました。
詳しくないので申し訳ないのですが、
おそらくきれいな所作を目指す意味で、
ボトルの枝の部分だけを握るような持ち方ではなく、
枝の根本部分を、上から包み込むように人差し指と親指を添える持ち方をしないといけない、と習いました。
細かいですよね、
細かいですが、その通りやってみるとたしかに綺麗に見えるんですよ。
番外編
ミモが個人的にありえないシーンをこちらではご紹介します。
それが、
6、ロングフライトの後の合コンは体力的に不可能
昨日の特別編の中で、2度ほど、
桜子がロングフライトのあとに合コンに赴くというシーンがありました。
(たしかニューヨークとロンドン)
これはなかなか、体力的、精神的に厳しいです。
一度ロサンゼルスかなんかの帰りに急遽呼ばれた飲み会に行ったことがありますが、
もうなにより、家に帰ってお風呂に入り寝たかった。
男性陣の話は入ってこないわ、化粧も落ちてくるわ、頭皮はかゆいわ。
自分の好みの男性がいたら違ったかもしれませんが…そもそもそんな確率も低いじゃないですか。
(その時の飲み会にはいなかったということ)
相手方にも失礼なので、もうロングフライトの後の飲み会のお誘いはしっかり断ろうと身にしみて決意した経験でもありました。
なのでこちらのシーンも、個人的にはありえない、と言わせていただきます。
さいごに
本日は、「やまとなでしこ」の、今ではありえないシーンについてお話ししました。
ミモは世代的に上戸彩さんの「アテンションプリーズ」に感化された人間なのですが、
「やまとなでしこ」も、今でも語り継がれ、20年後であっても再放送されるだけありました。
面白くないですか?皆浮世離れしていて。
桜子の、わかりやすく狂気的なお金持ちへの執念がいいですよね。
とくに東中条さんがツボで…
指を鳴らして店員を呼ぶような人、まだいるんですかね。
以上です!
またお会いできますように。