「にもつ…わたし?」
こんにちは!
本日は、ミモが日系CAとして5年間働いた中で日々感じたこと、思ったことを、イラストにしてお伝えするシリーズです。
第22弾。
「にもつ…わたし?」
皆様が想像するところの3倍くらいのお客様がCAに機内でお手荷物の収納を依頼されるのですが、
そのほとんどは、
・重くて自力で上げることができないから
・既に棚に他のお客様の荷物が入っておりトラブルになるくらいならCAにお願いしたいから
・出発までに時間がない、あるいは空いている棚がわからないから
などの理由があります。
あるいは「グダグダしてしまうよりかは慣れている乗務員さんにお願いしよう!」と、
実は他のお客様への迷惑や出発時間が遅れるくらいなら…とよくいろいろな事を考えてくださるお客様ほど依頼される、といった場合もあります。
その中でごく一部、本当に1%くらいの方で、
“ただただ荷物をあげるのがだるいから“依頼されるお客様がいらっしゃるんですね。
イラストのように。
ただ正直本当のところはわからなくて、
そう見えただけで本当は腕を怪我していて…とか、ひどい筋肉痛で…とか、
一瞬の対応では計り知ることのできない理由があるかもしれないので、
CAはイエスマンとなりすぐに手伝います。
お客様の搭乗中って、CA達は出発時間にも追われているタイミングなのでこちらとしてもグダグダするより手伝った方が早いんです。
ただそもそもハードな職業であるため、
この“重量上げ“が日々の業務にプラスされることで腰や肩を痛めてしまうCAが後を立たず、
CAを辞める間際(今から3、4年前くらい)に、ミモの在籍していた日系航空会社では、
“よほどの理由が無い限り断っても良い“とのおふれがでました。
にも関わらず実際のところはまだ手伝っているのが現状で…
何故かって、
辛いけど手伝う>お断り、説明、尾を引くクレーム対応
の図式なんです、圧倒的に。
CAにおふれを出す前に、
根本的な改革が必要だと思うところでありますがいかがでしょうか?
(機内に持ち込む手荷物の重量+大きさのチェックを自動的に行う機械を導入して引っ掛かったら強制貨物室行き的な)
という感じで、
今回は機内で荷物を持ったお客様に見つめられるとCAは“重量上げ“を覚悟する、というイラストを描かせていただきました。
以上です!
最新のCAあるあるカルタはInstagramにて。
またお会いできますように。