妊婦検診 in UK

8w/イギリスでの妊婦検診①【GPにてミッドワイフ(助産師)と初面談】

投稿日:2021年2月18日 更新日:

 

 

こんにちは!

 

本日は、イギリスにて筆者が先日受けた、第一回目の妊婦検診についてレポしていきたいと思います。

 

 

妊娠を機に、先日のこちらの記事妊娠発覚!イギリスの医療制度と通うGPの決め方。【口コミ?医師?場所?…etc】

で、「かかりつけ医」という位置づけのGPに登録をし、妊婦検診希望の旨をメールで送ったと書きましたが、

本日はその続き、初回の妊婦検診(妊娠8週目)について、

その内容を流れを追って解説し、必要なアイテム、おすすめの服装などについてお話しします。

 

 

右も左もわからない地での初検診。

しかも英語。

CAなのに不安なんだと思われる方が多いと思いますが、医療用語ってレベル高い

 

 

いやその前にCAの中でも英語できない方でした、こちらにも書いていますが。ANAとJALのCAに合格するために、求められる英語力とは。【英語が苦手な方へ】

 

 

 

 

主人と共に、ドキドキしながら行ってまいりましたよ。

 

 

 

 

ではまいりましょう!

 

 

 

 

 

8w/イギリスでの妊婦検診①

ネット上でGP登録後、妊娠の旨をメールで報告した1週間後、(やっと)GPから電話連絡がありました。

その電話で、検診の日時と場所、注意点を伝えられます。

ミモの場合、場所は登録したGPで、(地域によって異なるようです、NHSの場合もあるようなので注意)

注意点としては、

コロナウィルス感染予防のため予約時間のギリギリに来て欲しいこと、ミッドワイフによっては夫の同伴は不可であること、持ち物は特にいらないということ、

くらい。

夫の同伴が無いと英語絶対わからんわやばい、と焦り出す私。

電話自体はさらっと終わります。

 

 

 

当日の流れ

1.受付で妊婦検診を予約している旨を伝える

つわりもあったため、家から近いですが車で向かい、予約時間の15分前に駐車場に到着、ただギリギリで、とのことだったので、1分前にGPに入りました。

入り口入ってすぐにある受付で、妊婦検診を予約している旨と名前を伝えます。

(ミモの行ったGPではコロナウィルス感染予防のため、受付と訪問者の間およそ1mほど椅子でしっかりと防壁が作られていました)

今回ではありませんが、次のNHSで行われたエコー検診では電話番号と住所も聞かれるので、記憶が曖昧な方はすぐ答えられるようメモにしておくと良いかもです。

受付ではコロナウィルスの症状はないか、家族でかかっている人はいないか、PCR検査の結果待ちであるか等聞かれますが「NO」と言っておけばだいたいok

座って待ってて的な事を言われるのでその通りにします。

 

 

2.ファーストネームで呼ばれ、夫と共に入室。

1分前に入ったものですから、すぐ呼ばれることだろうと思っていましたが5分は待ちましたね。

すると朗らかそうな年配の女性ミッドワイフが奥のドアからトコトコとやって来られ、下の名前で呼ばれました。

日本ですと苗字で呼ばれるので、なんだか少し新鮮。

「ハズバンド オッケー?」とひどい片言の英語で伺うと、問題ないとのこと。

まじで安心しました。

胸を撫で下ろし、2人で小部屋に入室します。

(ちなみに…日本では今のご時世基本的に同伴者はNGと聞きましたが、今回のミッドワイフ検診を含め、次回以降のNHSで行ったエコー検査もすべて夫の同伴OKでした。外国人だからかな?とも考えましたが現地の妊婦さんも皆、旦那さんを連れていたので、「一緒に知るべき」的な思想があるのかなと思いました)

 

 

3.質問責めに合う

イギリスで出産を経験された方のブログを拝見すると、まず「Are you happy?」あるいは「surprised?」と聞かれると目にしましたが、

(中絶を選択する人へ向けて望んだ妊娠なのか確認するため)

ミモの場合、夫も同伴しているせいか外国人のせいかわかりませんが第一声はまず「congratulations!」でした。

その後以下のような事を質問されます。ちょっと記憶が曖昧なところもあるので、参考までに

まあこれが長かった。

⭐︎マークは夫も聞かれたことになります。

【身体的なこと】

・アレルギーの有無

・現在飲んでいる薬はあるか

既往歴

過去に手術をした経験

・過去一年間で痛み止めを飲んだか

・家族に糖尿病、高血圧、喘息の人間がいるか⭐︎

・家族に精神病を患っている人間はいるか⭐︎

・家族に何か障害を抱えている人間はいるか⭐︎

・家族に多胎児はいるか⭐︎

・母親が妊娠中、糖尿病や高血圧になったりしたか

・母親の産んだ子供で乳児突然死を起こした子はいるか

・必要時に輸血を希望するか

・過去に流産した経験があるか

・不妊治療はしていたか

・アルコールは飲むか

・タバコを吸うか

・危険ドラッグを摂取した経験はあるか

・(ミモが初産と伝えた上で)夫は他に子供がいるか

【社会的なこと】

・宗教はあるか

・刑務所に入ったことがあるか

・夫以外のサポートは受けることができるか

・人種は何に該当するか

 

こんな感じ。

けっこう「!?」となるような質問も飛んでくるので、なんとか冷静を装いながら答えました。

英語に関してですが、ミッドワイフもゆっくりと話してくれましたし、だいたいなんとか理解ができたのですが、

たとえば「不妊治療」とか、「輸血」などといった英単語の知識がないもので、その時は困った。

後述しますが、とあるアプリに大活躍してもらいましたよ。

 

 

4.身長と体重の測定、血液検査、血圧測定をする

これまた地域によるようですが、先述した質問責めが終わり次第、身長と体重を測定(適当すぎましたこれが。身長なんて5cmくらい大きめに測られました)

合わせて血液検査(3本くらい)、血圧測定を行いました。

血液検査ですが、私自身、痛いのが苦手なもので…初めての海外での医療行為にビクビクしていたのですが、これがなんともお上手でしたよ。

 

 

5.今後の流れを伝えられ、葉酸サプリと関連書類、尿検査キットを貰う

一通りの検査が終了すると、次のエコー検査までに、「ダウンスクリーニング」という、問診と血液検査の結果からダウン症のリスクを測るという検査をするかどうか考えておくように、と言われました。

日本では賛否分かれるようですが、イギリスでは主流のようで…

宿題として持ち帰るミモ達。

また適当な身長測定のせいもあるのか、BMIが低かったため、高リスク妊婦に認定、通常ですとイギリスでは2回のみの超音波エコー検査がもっと増えるとのこと。

つわりのためメンタルぶれぶれなミモ、高リスクなんて不安、と悲しそうな顔をするとミッドワイフは、大丈夫大丈夫心配ないよーとあっけらかん。

その後今後のスケジュールが表になったものをいただき、それによると、

ミモの住んでいる地域の場合、

ミッドワイフ面談@GP…およそ半月前に電話で予約

超音波エコー検査+医師面談@NHS…手紙で日時が指定される

 

という感じで、これらがおよそ1か月ごとにだいたい交互に来るようなスケジュールでした。

また別記事にて表でまとめますね。

そして「出産まで飲み続けて」と葉酸サプリ×6妊娠〜出産に関する辞書のような本尿検査キットを渡され終了です。

 

 

6.おわり

あとは渡された辞書のような本にすべて書いてあるのでそれをしっかり読んでねー、という感じで、食べていいものや悪いもの、つわりに関することは一切触れず終了しました。

そしてお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、内診はありません。(日本だとまず妊娠が判明した時点で経膣エコーをし赤ちゃんの存在を確かめる)

なのでつわりメンタルのせいもありますが子宮外妊娠の可能性等いろいろと心配のまま終わるという…

たんまりサプリやら貰ったのに診察費は無料です。

特に受付にも声をかけず、GPを後にしました。

所要時間はおよそ1時間くらい。

ずっと集中して英語を聞き取ろうとしたいたためか、ヘトヘトになりました。

でもなんとか終わってよかった、と一安心。

 

 

 

 

 

妊婦検診で必要なアイテム

大きめのカバン

いただく書類やアイテムが多いですし、特に袋などは用意されていませんので、大きめのカバンを持参することをおすすめします。

 

メモ帳

今後の流れや予約方法など、さらりと大切な事を言って進むので、自分のペースにミッドワイフを巻き込むためにも、メモを取りながら聞く事を強くおすすめします。

英語だし、忘れてしまいますしね。

聞き取れているか不安な場合、自分の書いたメモをミッドワイフに見せて確認してもらったり。

 

Google翻訳アプリ

おすすめは音声翻訳です。

前述しましたが、今まで耳にしたことのない妊娠や医学に関連する英単語を理解するためにほんとうに大活躍しました。

もちろんスペルを聞いて検索しても十分なのですが、口頭でスペルダウンしてもらうのもミッドワイフの負担にもなりますし、時間もかかってしまうので

ミッドワイフ的にも、使っていいか伺うと、もちろん!とのこと。

わからない単語がミッドワイフの口から出てきた場合、アプリに向かって話してもらい、夫と2人で理解する、そんな感じで乗り越えました。

(ちなみに地域によっては通訳者を用意してくれるらしい。ミモ達も検診予約の時点で希望していたが今回は用意はされておらず用意できなかったごめん、的な話もありませんでした。でも実際なんとかなります)

 

 

 

 

 

おすすめの服装

軽めの服

靴も履いたままでしたが、おそらくその分を引いてくれていたのでミモの場合、思っていた体重そのままでしたが、

全体的に適当なので、もししっかりとご自身の体重を把握してもらいたい!という方は是非とも軽めの服をおすすめします。

 

厚着はおすすめしない

ちょっと似てるのですが、ミモの通っているGPのミッドワイフは冬場にも関わらず皆半袖で、

(手術着のような)

室温もいつも高めに設定されていますし、

英語を必死に聞き取る際にかなり集中して自分の体温も上がるので、体温調節可能な、できたら薄着をおすすめします。

暑がりな私はもう汗だらだらでした。

また先述しましたが“内診“はありませんので、わざわざワンピースやスカートを着ていかなくても大丈夫です。

 

 

 

 

 

さいごに

本日は、イギリスにて筆者が先日受けた、第一回目の妊婦検診についてお話ししました。

 

結論、一口にイギリスと言えど地域によってかなりその手順、やり方、方針が異なるようなので、

もし妊娠した!という方は、できたらお住まいの地域で出産した経験のある方に話を聞くのが安心への近道だとも思いますが

 

 

この記事も、いつかどなたかの参考になればと思います。

 

 

全体的な感想としては、慣れない言語、そして見知らぬ土地での病院も、問診も、最初はとても緊張しましたが、

びっくりするほどすぐ慣れます。

 

 

そして皆底抜けに明るくて優しい

日本のような堅苦しい“接客感“が無いんですよね…

 

 

もう現時点で4回ほど検診を経験しましたが、ギョッとするようなミッドワイフ、お医者さんとまだお会いしたことがありません。

 

 

日本のお医者さんより適当だけれど、ハートフルだと感じました。

 

 

 

 

なのでそんなに心配することはないと思います。

 

 

 

 

と過去の自分に向けて言ってあげたい。

 

 

 

 

 

以上です!

 

 

またお会いできますように。




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ミモ
大手日系客室乗務員を約5年間勤め、国際線、ファーストクラスを中心に担当。新卒採用の現場経験あり。

現在はイギリス在住、0歳の子がいます。

instagram→mim_otravel